■「社会的に葬ろうしている」「一方的に攻撃を受ける社会的な弱者」
いっぽう福原は、江氏の会見前と会見後に代理人弁護士を通じて抗議声明を発表していた。それだけに留まらず、8月1日に冒頭のように改めて声明を発表したのだ。声明は、福原の代理人弁護士代表である今里恵子氏によるもの。
江氏に対して“裁判所の判断を公表することは適切ではない”と非難したいっぽうで、福原サイドは日本と台湾の法律に従う意思があると主張。加えて著名人である大渕氏が刑事告訴の可能性や、福原の日本における職位に言及したことも反感を買ってしまったようだ。
今里氏は「未成年者誘拐罪の犯罪事実」を明らかにすることを大渕氏に求めつつ、次のように苦言を呈した。
《勤務先を名指ししたこの発言は、明らかに、福原愛さんがこうした役職から解かれるように公開で仕事先に圧力をかけて、福原さんを社会的に葬ろうしているように見受けられます》
《問題は、家族の問題であり、お子さんたちの福祉、最善の利益を考えるべき問題です。メディアにおいて大きな影響力を有していらっしゃる大渕代理人に比べれば、福原さんは、一母親であり一方的に攻撃を受ける社会的な弱者であり被害者です》
さらに文書の後半では、福原の元にいる長男に対して江氏から面会交流調停の申し立てがなかったと指摘。その上で、次のように疑問視したのだった。
《突然の記者会見、刑事告訴の示唆といった振る舞いは、親権をめぐる私的な問題を劇場的な見世物にしてひたすら母親に圧力をかけるのが狙いであるかのように見えます》