《モンゴルの遊牧民の生活は、動物の中に人間がいるような感覚です。僕らも生き物であって、その輪の中で一緒にお肉を頂いたり、乳を頂いたりして、生きているということを深く実感しました》(「WEBザテレビジョン」7月23日掲載)
2カ月半に及ぶモンゴルロケについて熱心に語ったのは堺雅人(49)だ。堺は現在、ドラマ『VIVANT』(TBS系)で主演を務めている。
「『VIVANT』の制作費は、豪華俳優陣の出演料やスタッフの人件費、ロケの渡航滞在費や機材費などを合わせると、前代未聞の1話1億円といわれています。TBSが社運を懸けたドラマということで、最高視聴率42.2%を記録した『半沢直樹』の演出家・福澤克雄氏と主演した堺さんのタッグに白羽の矢が立ったのです」(ドラマ制作会社関係者)
過酷なロケに耐えうる肉体や、重圧をはねのける精神を維持するために堺が長年続けている“修行”があるという。
「実は10年ほど前から、妻の菅野美穂さん(45)の影響もあって、ヨガに取り組んでいるんです。堺さんは東京都内にあるヨガ教室に通っていて、その教室を主宰しているヨガ行者のAさんに心酔しているそうです。2人は食事をしながら、ヨガの神秘や神髄について語り合うような間柄だと聞いています」
こう明かすのは、堺の知人だ。Aさんは日本人だがインドやチベット、モンゴルなどで修行を積み、「地上1mを超える空中浮揚」を会得したという。ヨガの指導は50年近く行っているというが、どんな人物なのだろうか。
「Aさんはヨガにまつわる著書を多数出版する有名な先生です。見た目は仙人風で“いかにも”なヨガの先生ですが、素顔は優しくて気のいいおじさんですね」(ヨガ関係者)
7月下旬、Aさんに堺との交流について尋ねたところ、次のように答えた。
「ああ、確かにウチの会員さんですね。最近は忙しいのかあまり来られていませんが……。でもメールとかで連絡は取っていますよ。奥さんと一緒にお会いしたこともありますね」
前出の堺の知人はこう語る。
「堺さんはヨガを始めて仕事により一層集中できるようになったそうです。いまや代表作となった『半沢直樹』が大ヒットしたのもヨガを始めたころでした」
ヨガパワーで『VIVANT』の人気もこのまま落ちずに浮揚し続けていられるか。