《一部報道にもでておりますが、弊社所属の俳優、香川照之が昨年再婚し、一子をもうけましたことをご報告させていただきます》
香川照之(57)が昨年再婚し、子供も誕生していたと8月7日、所属事務所が公式サイトで発表した。「デイリー新潮」によると、お相手は20代後半の一般女性Aさんで、子供は男の子だという。
香川が1度目の結婚をしたのは’95年12月のこと。キャビンアテンダントだったBさんと結ばれ、市川團子(19)ともう1人女児を授かったものの、’16年12月に2人は離婚。別離のきっかけは、梨園特有のものだったという。
「香川さんは’12年に市川中車として40代で異例の梨園入りしましたが、これまで家事と育児に専念してきたBさんも梨園妻の務めを果たすこととなりました。梨園妻としての仕事や和服の着こなしを学び、團子くんのデビュー後は演舞場で挨拶まわりに奔走。さらに香川さんのお父さんである市川猿翁さん(83)との同居も始まり、介護の負担も重くのしかかることとなりました。
また歌舞伎座での公演は1ヵ月で25日間、昼夜公演で半日以上劇場で過ごす生活が休みなしに続きます。開終演後や幕間の挨拶だけでなく、楽屋見舞いの対応やお祝いをいただいた方々へのお礼状の確認など、気力や体力を使う日々の連続。1ヵ月公演が終わると皆さん疲れ果て、自虐的に“おかみさんダイエット”と言うほどです。そして40代で“おかみさん”になったBさんは、当時目に見えて疲れが溜まっているようでした」(歌舞伎関係者)
そんなBさんに、さらなる追い討ちがかかることにーー。それは、“先輩梨園妻たちからのイジメ”だ。
「劇場ロビーで挨拶をする際、Bさんにとっては知らない人ばかりでしたが、後ろ盾がないBさんには誰が誰と教えてくれる人もいませんでした。また香川さんは猿翁さんの後をついて回らなければならないため、結果的にBさんが現場を仕切ることに。悪戦苦闘するBさんに先輩たちの対応は冷ややかで、面と向かっての嫌がらせはなかったものの、Bさんが挨拶をしても無視するなど“イジメ”のような状態が続きました。
さらにある日、伝統芸能の重鎮のひとりがブログで團子くんのことを“只の駄馬”と酷評したのです。名前こそ出していなかったものの、それが團子くんのことを指していたのは明らか。Bさんは『自分だけならまだしも、息子まで攻撃された……』と心が折れてしまい、離婚という形で梨園を去ることにしました」(前出・歌舞伎関係者)
香川は現代劇と違い、歌舞伎ではまだまだ自身の地位を築けていない。さらに’22年8月には性加害が報じられ、梨園では肩身の狭い立場といえる。
「香川さんは『テレビ復帰はもう諦めた。俺にはもう歌舞伎だけだ』といい、梨園関係者には先輩後輩問わず自ら挨拶をしに行くなど、以前に比べると気配りを心がけているそうです。ただテレビ出演などが減った分、収入も激減。さらに新参者にも関わらず性加害報道のあった“問題児”である香川さんだけに、新妻のAさんも梨園で冷遇される可能性は否定できません。猿之助さん騒動の後、澤瀉屋を支えようとしている香川さんの負担がこれ以上増えないことを祈るばかりです」(前出・歌舞伎関係者)