■「沙也加に会いたい!」時に涙を流すことも……
“私の心の中ではずっと――”。しかし、それでも時おり沙也加さんがいないことへの苦しみが漏れ出ることもあった。
「昨年11月に聖子さんは自身が監督を務めた映画の特別上映会とトークショーを開催しました。トークショーで聖子さんは『天国はお花畑があって、とても良いところだと思うんです。だから、ヒロインも沙也加も幸せにしているんだ』と涙声で話し、最終的には『沙也加に会いたい!』と泣き崩れてしまったんです」(芸能関係者)
そうした悲しみにも負けず、12月14日からは予定通りクリスマスディナーショーを開催した聖子。同日、全国ツアーの様子を映像化したDVDと、沙也加さんの追悼ベストアルバムが発売になった。この同時発売について、デビューから聖子を知るカメラマンのYAHIMONときはるさんは、当時本誌の取材に対しこう語っていた。
「この同日発売は聖子さんの希望だったと聞いています。“サヤの歌は生き続けているから……”と言う聖子さんは、少しでも沙也加さんの歌声をファンの人に届けたいのです」
■9月上旬、本誌は聖子のほっそりとした姿を目撃
この年、期待された『NHK紅白歌合戦』への出場はなく、今日にいたるまでテレビ出演のオファーは全て断っているという聖子。しかし、ファンの前では心を許せるのか’23年もコンサートやディナーショーついては精力的に開催しており、9月3日には全国5都市を回るツアーを終えている。
その直後の9月上旬、本誌は東京都内の高級住宅街にあるチェーンのコーヒーショップで、聖子を目撃。今後の活動に向けてだろうか、スタッフとみられる男性2人と話し込む聖子の姿はこれまでより痩せた印象だった。
ファン、そして沙也加さんのために気丈に活動を続ける聖子。今も悲しみを抱えながらも、前を向こうとするその姿勢を、日本中が温かい眼差しで見守っている。