故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で揺れているジャニーズ事務所。10月2日に2度目の記者会見を開いたが、騒動は収束するどころか“新たな火種”が物議を醸している。
NHKが4日に、記者会見で複数の記者やフリージャーナリストを指名しないようにする「NGリスト」の存在を報じたのだ。
報道を受けて、ジャニーズ事務所は5日に公式サイトで声明を発表。《弊社は、会見前々日に本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました》と前置きした上で、こう釈明した。
《その時にコンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があったので、井ノ原が、「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言いました。その時に会見を委託したコンサルティング会社の方は、では当てるようにします。と答えました》
会見に出席した井ノ原快彦(47)がコンサル会社を諫めたといい、《今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません》と説明。
同日には会見を運営した「FTIコンサルティング」も「NGリスト」の作成を認める謝罪をし、ジャニーズ事務所の関与を否定。《限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの》と釈明している。