スーツ姿で自宅から現れたのはA氏、堀ちえみ(56)の“3人目の夫”だった。
「堀さんがA氏と結婚したのは11年。その8年後に堀さんはステージ4の舌がんが判明し、手術を受けましたが、その闘病生活をさせたのがA氏でした。A氏は21年にパチンコ機業界最大手のS社の関連会社であるB社の代表取締役兼取締役に就任。“年収は数億”とも言われていたのです」(芸能関係者)
A氏は社長就任の翌月に、東京都内の5階建て住宅を購入。延べ床面積は200平方メートルを超える豪邸だ。堀は、その新居のリフォームの様子を、楽しげにブログで公開していた。
だが堀夫妻の人生が暗転したのは今年9月末のこと。A氏が取締役を解任され、代表取締役も退任することになったのだ。
「今年開催された堀さんの復帰コンサートのチケットを会社の経費で購入して人に配ったり、社員にチケットを購入するように迫ったりしたことが問題視されたとも囁かれています」(パチンコ業界関係者)
本誌はA氏に直撃取材を試みた。
――B社の社長を解任された理由について聞かせてください。
「解任については現在、弁護士さんと相談しておりまして、今後、係争することになると思います。いまはお話しできません」
――堀さんはチケットに関する疑惑については、ブログで否定されていましたが?
「妻も今回の報道にはショックを受けています。チケットを部下に買わせたことなどは、事実無根です」
――今後は再就職されるのでしょうか?
「急なことでしたし、裁判の準備もあるので、(再就職の)予定はありません。これ以上はお話しできないので失礼いたします」
その後、取材を進めるとS社の社員に話を聞くことができた。A氏のことも良く知る人物だった。
「今回の解任騒動で社内も騒然としました。9月21日と聞いていますが、AさんがS社の社長室に呼ばれ、突然役員の解任を言い渡されたとか。Aさんは納得できず、“S社の社長を訴える”と言っているそうです。
チケットの件ですが、確かにAさんは堀さんの名古屋公演に、従業員たちを関係者席に招待したそうです。ただAさんは『あくまで希望者を呼んだだけで、チケット代などもらっていない』と主張しています」
こんな騒動のなかでも、堀の理想の我が家づくりは進んでいた。
《今日は午前中、ファミリールームに変貌する、ダイニングキッチンに置くソファーの納品日。》(A氏の10月15日付のブログ)
不動産登記簿によれば、A氏は自宅購入の際に、あわせて1億円近くのローンを組んでいた。
「堀さんは12月に自身初となるディナーショーを開催します。しかし収入は全盛期におよばず、ご主人の収入が絶たれたいま、ローン返済も苦しくなり、自宅を手放さざるをえなくなる可能性もあります」(前出・芸能関係者)
またしても襲ってきた人生の荒波を堀は乗り越えることができるか。