10月下旬、東京・渋谷の瀟洒な喫茶店。ここで、本誌が目撃したのは井ノ原快彦(47)だ。
「ここは、20 th Centuryがプロデュースを手がけるカフェ『喫茶二十世紀』。この日はそのプレオープンで、関係者60人ほどが招かれていました」(芸能関係者)
坂本昌行(52)は妻の朝海ひかるを連れて店に現れた。長野博(51)も、仕事の合間を縫って様子を見にきていたという。
「喫茶店の計画が始動したのはV6解散目前の’21年夏。V6としての仕事が落ち着いたころを見越してのことだったのでしょう」(前出・芸能関係者)
ところが、オープンまでに井ノ原を取り巻く状況は一変した。
「今年、トニセンは全国ツアーにアルバムの発売と、音楽活動を活発化させていました。V6解散後も井ノ原さんは『歌い続けたい』という思いがあったそうで、トニセンの仕事を楽しんでいました。
しかし一連の問題を受け、井ノ原さんはSMILE-UP.の副社長に就任。今後設立されるエージェント会社の副社長も務める予定です」(前出・芸能関係者)
10月2日の会見で、「タレントをやめるつもりはございません」と宣言した井ノ原。経営者との二足の草鞋で多忙を極めている。
「プレオープンの日も、15時ごろに喫茶店から去り、19時ごろには再び喫茶店に戻ってくるなど、非常にあわただしい様子でした。合間にほかの仕事をしていたのでしょう。
最近は毎日分刻みのスケジュールで動いていると聞いています」(井ノ原の知人)
冒頭の目撃シーンでは、力ない表情にも見えた。
「会見での振舞いが批判を受け、井ノ原さんは経営者としての経験不足を痛感しているといいます。ナレーションを務める予定だった映画も急きょ降板となり、かなり憔悴しているのではないでしょうか」(前出・井ノ原の知人)
井ノ原は10月22日、有料会員向けのブログに、
《そろそろLIVEやりたいなぁ》
とつづっている。
前出の芸能関係者は言う。
「井ノ原さんはライブツアーでファンに会うことが活力だったようですが、今の忙しさで長期の公演などは難しいでしょう。
しかし、喫茶店には多くのファンが訪れるはず。トニセンのメンバーが店頭に立つ可能性も示唆されています。井ノ原さんは、喫茶店をファンとの交流の場にしたいと考えているようです」
大きな変革の時を迎える井ノ原。経営者として、タレントとして、窮地をどう乗り越えるのかーー。