■福田氏が語った新事務所のこれから
事務所の今後についても言及していたようだ。
「タレントたちと、良質なエンタメを作っていくためには社員の方々の力が不可欠と言い、“ぜひいろんな意見を聞かせてください”と言っていたそうです。
また今月中に新会社を設立し、来年4月までには会社を整えると宣言。挨拶の最後には、『やることは1つ、再生するしかない、ミラクルを起こしましょう!』などと、社員を鼓舞する言葉を連呼していたとか。福田さんが話していた時間は5分程度だったそうですが、熱量がすごかったといいます」(前出・芸能関係者)
福田氏はいわゆる“芸能事務所の社長”とは一線を画すようだ。仕事関係者はこう語る。
「福田さんはのんさんの現場に来ても業界関係者に積極的に挨拶することもなく、現場を寡黙に見守っています。
そんな彼が、渦中の旧ジャニーズ事務所の社長に就任し、熱っぽく語っていたからには相当な決意があるのではないでしょうか」
旧ジャニーズ事務所を再点検していくにつれて、福田氏の考えに変化が生じたようだ。
「これまで福田さんは、タレントが自ら契約した代理人に仕事を獲得してもらうハリウッド式のエージェントとして、のんさんをサポートしてきました。
いっぽうで、タレントたちが互いに影響を与え、グループとして魅力的なコンテンツを作り出してきた旧ジャニーズ事務所の長所も徐々に理解できるようになったようです。できることならば、もう一度団結しエンタテインメントを追求していけないかと考えているのではないでしょうか」(映像制作関係者)
事務所の今後の展望とはーー。
「まずは看板タレントたちを今まで以上に活躍させ、新会社に問題がないことを、世間や所属タレントたちにアピールしたいと考えているそうです」(前出・映像制作関係者)
木村拓哉(51)やSnow Manの目黒蓮(26)など、幅広い世代に看板タレントがいる中で、あるグループがカギを握っているようだ。
「現在活動休止中の嵐です。東山さんは嵐のハワイでのデビュー会見にも同席し、気にかけてきました。活動休止中の大野智さん(42)も昔から少年隊を尊敬しています。
またジュリーさんは嵐の育ての親。性加害を認め、“負の遺産”と向き合うことを決めた二人が大切に育ててきた嵐のメンバーを特に重視しているといいます。
彼らに新たな活動の場を与えてメンバーたちの輝きを増すことが、なにより他のタレントたちに安心感を与えることができると考えているようです。それがさらなる退所ドミノを防ぐことにつながると確信しているそうです」(前出・映像制作関係者)
さらに「退所希望者引き留めのキーパーソンは松本さん」だと前出の映像制作関係者は続ける。
「嵐が旗頭となり改革を進めていくためにも、嵐の演出プロデューサーでもある松本さんに大きな期待を寄せているといいます。一部では、二宮さん独立の際に、グループのことを考え、“全面衝突した”と報じられたのも松本さんでしたから……」
新社長の“懇願”を受ける松本家康の影響力で新会社に天下泰平の、“ミラクル”が起きるのか。