松本潤が抱く旧ジャニ新社長への懸念…改革アピール最優先の“スタンドプレー”を危惧
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■「今こそ仲間同士の絆が大事だと――」

 

長年、の看板を背負ってきた松本ゆえの懸念なのだろう。そして新社長のもと、これまでの事務所の“長所”を継続できるか否かも重要な指標だという。

 

「ライブ演出やプロデューサーとしても手腕を発揮している松本さんは、デビュー前の中学3年生のとき、先輩の滝沢秀明さんからジュニアのコンサートの演出を任されたことがきっかけで、コンサート演出に興味を持ったのです。

 

’18年にバラエティ番組に出演した際に松本さんは、それが自らの転機だったと語り『滝沢さんの狙いは“やった”という気持ちを経験させることだったと思う』と振り返っています。

 

演出に限ったことではなく“先輩から教わり、後輩に受け継いでいく”旧ジャニーズならではの文化・伝統が、新会社にきちんと受け継がれるのか疑問に感じているそうです」(音楽関係者)

 

彼が心配する背景には“エージェント契約”の影響があるという。

 

「現在、新会社との契約はグループ単位、さらに個々人とで話し合いが行われています。そのため、別のグループとのいわゆる“横のつながり”や、先輩・後輩といった“縦のつながり”が希薄になりつつあるというのです。求心力のあった創業者がタブーな存在となり、疑心暗鬼になっているタレントもいるようです。二宮(和也さん)の退所もあり、松本さんは“今こそ仲間同士の絆が大事”という思いが募っているといいます」(前出・音楽関係者)

 

そしてタレントを支えてくれたファンへの思いも強いという。

 

「旧ジャニーズの特徴として、親子三世代で応援しているケースが多い傾向があります。 これまでの社風から大きく変わることで、ファンたちを一気に落胆させてしまうのではと恐れているようです」(前出・音楽関係者)

 

松本自らも、新事務所に訴えたいことがあるという。

 

「来年11月には嵐がデビュー25周年を迎えます。多方面で活躍する松本さんですが、いまでも“自分の核は嵐”だと公言しています。嵐は“旧ジャニーズの絆”の象徴だと考えているのでしょう。たとえ本格的な再始動は難しくても、“一日だけでも復活ライブを開催したい”と本気で願っているそうです」(別の音楽関係者)

 

それだけに松本は新会社の“再生”の動向を注視しているという。

 

「もちろん新会社で改善する面もあるでしょう。松本さんはまだ独立は考えていないと聞いています。

 

しかしタレントたちの絆を断つような方針変更や嵐を安売りするような新社長の言動があれば、徹底抗戦も辞さない覚悟なのです」(前出・芸能関係者)

 

それが松本の“憤怒の本音”だという。『どうする家康』は年内で終わるが、「自分らしく表現を突き詰めていく」彼の“天下分け目”の戦いは始まったばかりのようだ。

 

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