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2023年は『下剋上球児』(TBS系)や『パリピ孔明』(フジテレビ系)など、人気漫画や小説のドラマ化が話題になった。好きな作品が映像化することでより多くの人に届くようになる一方で、「原作のキャラクターと俳優のイメージが違った……」など、物議を醸すことも。

 

そこで本誌は、「原作ものドラマでハマっていなかった俳優」について、300人を対象にアンケートを行った(12月15日~)。

 

同率3位となったのは、『パリピ孔明』の向井理(41)と『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)の菅野美穂(46)。

 

『パリピ孔明』で向井が演じるのは、現代日本の渋谷に転生した、中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明。孔明は、パリピたちと訪れたライブハウスでシンガーを目指す女性・月見英子に出会う。英子と共に、現代の音楽業界で天下太平を目指すため様々な策略をめぐらしていく痛快なストーリーだ。

 

突然タイムスリップしてきた歴史上の人物にも関わらず《カッコ良すぎるから》(50代男性/会社員)《顔が孔明のキャラに合わなかった》(15歳以上女性/パート・アルバイト)など、向井のハンサムさゆえに原作とのギャップを感じた人も。180cm以上ある点など原作を尊重したキャスティングではあったが、どうやらイケメン過ぎたらしい。

 

『ゆりあ先生の赤い糸』で菅野が演じたのは、自宅で手芸教室を開いている平凡な主婦・ゆりあ。ゆりあが突然、要介護状態となった夫と、その夫の彼氏、彼女、隠し子たちと奇妙な同居生活をおくる新しいホームドラマで、恋に家族に明るく・力強く向き合っていく物語だ。

 

ゆりあは子供好きだが、夫との間には授からなかったという役柄のためか《実際には子供がいるから》(30代女性/専業主婦)《菅野美穂イメージと違う》などと、菅野の家庭的なイメージがキャラクターと合っていないという声も。しかし、本誌が行った「実写化再現度の高い俳優」の調査では1位に選ばれたことから、実写化を期待していた読者も、その満足度も非常に多かったといえる。

 

第2位は『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の奈緒(28)。奈緒は夫役の永山瑛太(41)とのセックスレスに悩む人妻を演じた。同じく妻とのセックスレスに悩む会社の上司を演じた岩田剛典(34)に心惹かれていく奈緒の様子などが、夫婦間のタブーに切り込む作品と、話題を呼んだ。

 

原作では奈緒が演じる役は32歳のOLであったことや、夫役の永山との対比から《若すぎる感じ》(30代女性/パート・アルバイト)と年齢が合っていないと感じる人も。また昨年は『ファーストペンギン!』(日本テレビ系)で熱意を持った強い女性を演じたことも影響してか、《イメージと役柄が不釣り合い》(50代女性/専業主婦)という意見もあがっていた。

 

なお、こちらも「原作ドラマハマリ役俳優」2位に選ばれており、賛否両論分かれたというところだろう。

 

そして残念ながら1位になってしまったのは、『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)の相葉雅紀(40)。相葉演じる平凡なサラリーマンが、突然、伝説の殺し屋として事件に巻き込まれることに。穏やかで家族思いの営業職と、凄腕の銃の使い手ヒットマンという対極の二重生活を送るアクションドラマである。

 

ガンアクションに殺し屋というハードボイルドなシーンが多く、《殺し屋の役所が似合わない》(40代女性/パート・アルバイト)《シリアスな演技が合ってなかった》(70歳以上女性/専業主婦)など、相葉の人柄との違和感があったという。また、普段の優しいイメージが勝ってしまい《なんとなく相葉君のキャラとは違うかんじがした》(60代女性/専業主婦)という声が多く見られた。ドラマ公式ホームページの「これまでの僕とは対極のイメージに!」という言葉どおりとはいかなかったようだ。

 

原作で読者が抱いたイメージに賛否の声が上がる実写化。来年の原作ものドラマが、さらに多くの視聴者の期待に応えてくれることを祈るばかりだ。

 

最終結果はこちら。

 

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出典元:

WEB女性自身

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