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《原作者として、長年、国内外のいろんな脚本家監督プロデューサーと巡り合いました。すばらしい人もいれば、最低の人もいました。悪気なく、面白くなる!と酷い脚色をする人もいました。意見を言っても、「原作者はデリケートだから」とダダをこねる幼児みたいにあやされることもありました》

 

1月30日深夜、自らのXにこう綴ったのは代表作に『キッチン』『TUGUMI』など数々のヒット作を持ち、映像化された作品も多い作家・吉本ばなな氏(59)。昨年10月クールに放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことを受け、同じ原作者の立場として自らの思いを綴った。

 

芦原さんは26日、Xを通じて『セクシー田中さん』の9話、10話を手掛けることとなった経緯を報告。漫画原作が完結していないことから《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」》《「原作者があらすじからセリフまで」用意する》など、小学館を通じて日本テレビにドラマ化の条件を申し入れていたと明かしていた。

 

しかし条件は守られず、《よくある王道の展開に変えられてしまう》《原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される》などと脚本やプロットが大幅に変更されたという。交渉を重ねた末に9話、10話の脚本を芦原さんが執筆することとなったが、《相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます》とも吐露。

 

だが芦原さんは28日までに一連のポストを削除し、《攻撃したかったわけじゃなくて。 ごめんなさい》と謝罪の言葉を投稿。そして翌29日に、急逝が明らかにーー。

 

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出典元:

WEB女性自身

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