人気TikTokerが投稿した、ヘアカラーでアレルギー反応を起こしてしまったことを告白する動画が、あまりにも衝撃的だとして大きな話題になっている。
投稿したのは、8.1万人のフォロワーがいる「おまちゃん」さん(@2424.0930)(20)。アパレル店員として働いており、ファッションコーディネートを紹介する動画や友人らとダンスを踊る動画などが人気を集めている。
そんなおまちゃんさんが衝撃的な体験を明かしたのは、3月5日に《カラーした1割がなるらしい、なった人どんくらいで治ったか教えてください》というキャプションとともに投稿した動画。普段のおまちゃんさんからは想像がつかないほどに顔が腫れており、「誰?って感じですよね。はい、私も思いました。この顔になった話を聞いてください。そしてみんなも気を付けてください」と切り出し、その経緯を語ったのだ。
コミカルな語り口で衝撃的な体験を明かすおまちゃんさんの動画は瞬く間に拡散。多くのユーザーからその内容への驚きとともに、心配の声や、そして「自分もアレルギーを経験した」という体験談などが寄せられた。
■ブリーチから数日経って症状がピークに
その後も、顔の腫れが悪化し、徐々に治っていくまでの経過をこまめに投稿していたおまちゃんさん。本誌は改めて、今回の動画を投稿するまでの経緯を聞いた。
おまちゃんさんは動画を投稿する2日前、行きつけの美容室で髪色を「ホワイトベージュ」にするため、ブリーチとカラーをしてもらったという。出来栄えはとても可愛く非常に満足していたものの、次の日から頭や顔に痒みが出始めることに……。
「ブリーチした当日、翌日は少し顔と頭皮にかゆみがあるくらいだったのですが、2日後の朝起きた時、顔が浮腫んでいて、うつ伏せで寝たから浮腫んでいると思っていたら、夕方になるにつれどんどん腫れてしまい、夜には目が開かないくらい悪化してしまいました」
過去にも5回ほどブリーチしてきたが、このような症状がでたのは今回が初めてだったという。さすがにおかしいと思い病院に行くと“アレルギー”が判明した。
「病院ではブリーチ剤の中に入っている過硫酸塩のアレルギーだと言われました。薬をもらったのですが効かず、次の日にまた別の病院に行き、違う薬を処方してもらった結果、徐々に治っていきました」
現在、症状は完治しているという。
アレルギーを発症したときの心境について、おまちゃんさんは「目が開かなくて不便でしたし、これからも数年ハイトーンにする予定だったので、できないと考えるととても悲しかったです」と語る。
また、今後はカラーやブリーチはできないそうで、医師からは「今後はずっと黒髪だね」と悲しそうに告げられたという。同時に、「どうしても明るくしたかったら、ヘアマニキュアをするなどしたらいいんじゃないか」との提案も受けたそう。
今回、TikTokでアレルギー反応について、その様子とともに発信しようと思ったのはなぜなのだろうか?
「アパレルで働いていて、顔の傷はマスクやキャップをかぶっても隠せないものなので、どうしたら良いのか、どのくらいで治るのかが気になり、同じ経験をしたことがある人の意見を聞きたいと思いました。また、急に私みたいに発症する人が出るかもしれないので、同じ思いをして欲しくなく、気をつけてね、という思いもありました」
せっかくのカラーリングが辛い体験となってしまったおまちゃんさん。読者に対しては、「美容院であっても、パッチテストはブリーチ、カラーの回数関係なくするべきです!!!」と注意を呼びかける。不安な人は、事前に美容室に相談するとよいだろう。
政府広報によると、ヘアカラーによるアレルギーはこういった皮膚症状だけでなく、息切れや咳、動悸、めまい、血圧低下などのアナフィラキシーを引き起こすこともあるという。ヘアカラー後に気になる症状がでたら、すぐに医療機関を受診しよう。