「無意識なんですけど、マネジャーさんに『どうしたの? 鼻歌歌ってるじゃん』って言われるときがあって。多分、よいことがあってご機嫌になっていて、鼻歌を歌っていることがあるみたいです」
3月18日、都内で行われた「クリアアサヒ 新コミュニケーション発表会」でそう語ったのは吉岡里帆(31)。新CMに登場している吉岡はトークセッションのなかで撮影を振り返り、
「『クリアアサヒ』の新CMということで、私も撮影していてとっても楽しいCMでした。
たくさんの方に届いたらいいなと思っております」
そう笑顔でアピールしていた。ところが、あるテレビ局関係者によると、最近の吉岡はご機嫌ではいられない状況に直面しているという。
「昨年放送のドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者だった芦原妃名子さんが亡くなった問題で、今年4月に日本テレビで放送される予定だったドラマ『たーたん』が制作中止になったのです。その主要キャストとして吉岡さんも内定していたのですが……」
実際に、吉岡は自身のインスタグラムで、最近次のような発信をしている。
《4月期ドラマ“たーたん”制作中止が発表されました。大事な決定だと思います」》
《最近色んなことが起きすぎて眠れません。こういう寝れない日ってどうされてますか?》
メンタルの不調を心配する声もあるというが、悩みの種はそれだけではないようだ。芸能プロ関係者が次のように明かす。
「じつは、吉岡さんが所属する芸能プロダクション『エー・チーム』が、近日中に解散するという情報が流れています。同事務所は伊藤英明さんや吉岡さんなど多くの人気俳優を抱えていましたが、‘18年に創業者の小笠原明男さんが死去。その後、事務所運営がスムーズにいかず、多くのスタッフが退社しました。’22年3月には伊藤さんも事務所を離れています」
3月14日にORICON NEWSが発表した『第17回 男性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング』では、3年連続で1位に選ばれるほど男性からの支持が高い吉岡だが、じつは“苦労人”でもある。
「書道家を目指して京都の大学に進学するも、昔からの芝居への思いを断つことができず、学生演劇に没頭。京都に住みながら夜行バスで東京に通い、車中で“いつか売れたいと闘志を燃やしていたそうです。その後、『エー・チーム』を紹介されたときも社長だった小笠原さんに『この事務所の看板女優になるために頑張るので、どうか私を今すぐここの事務所に入れてください』と懇願し、晴れて‘12年末に『エー・チーム』に入ることができたそうです」(前出・芸能プロ関係者)
その後、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『カルテット』(TBS系)といった人気ドラマに立て続けに出演、人気女優の仲間入りを果たす。
「『日清どん兵衛』のCMでは狐に扮し、“あざとかわいい”というキャラも定着しました」(前出・テレビ局関係者)
まさに事務所の看板女優に上り詰めた吉岡だが、「エー・チーム」解散が噂されるなか、今後が心配されている。「デイリー新潮」(3月21日配信)では、有村架純、戸田恵梨香、田中みな実らが所属する芸能事務所「フラーム」が吉岡の移籍先候補として報じられていたのだが……。
「吉岡さんは水面下で『フラーム』への移籍を申し出たそうです。今後を見据えて、有村さんや戸田さんといった女優の育成に定評がある事務所への移籍を希望したといいます。条件面の調整に時間がかかったものの、最終的に移籍の方向で話が進んでいると聞いています」
このように明かすのは、前出の芸能プロ局関係者だ。吉岡の実績をもってすれば、主演クラスの女優が複数所属する「フラーム」に名を連ねても見劣りすることはないだろう。本誌が吉岡の移籍に関して「フラーム」に問い合わせたところ、同社から「お答えする立場にありません」との回答があった。
「吉岡さんは『クリアアサヒ』のほか、『日立ルームエアコン』『ニベア クリームケア ボディウォッシュ』など多数のCMにも出演しています。できるだけ早く所属事務所を決めたいところでしょう」(前出・芸能プロ関係者)
人気女優が心の底から鼻歌を歌える日が訪れるのを願うばかりだ。