4月27日、明石家さんま(68)がレギュラーを務めるラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ系)に出演。ウエストランド・河本太(40)のタクシー運転手への“暴行トラブル”について言及したのだが、その内容が波紋を呼んでいる。
トラブルを報じた『文春オンライン』によると、4月20日夜、酒に酔っていた河本は、JR品川駅高輪口の路上にてタクシーに乗ろうとしたところ、扉を閉められたのを乗車拒否されたと勘違いしタクシーの車体後方を蹴り上げた。その後、車から降りてきた運転手とトラブルになると、河本は相手の腕に噛みつき、自身も前歯が3本折れる怪我を負うことに。警察が駆けつけ双方納得し、被害届は提出されていないという。
この件について、リスナーからさんまがMCを務め、河本もたびたび出演している『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)での“イジり”を熱望するメールが寄せられると、さんまは「あの太田の奥さんね、太田光代社長のとこ。『あのバカが』みたいな感じで怒ってらっしゃいましたけど」と反応。
事件の内容に触れ「酒飲んでストレスもあるやろうから仕方がないと思うねんけども」とフォローしたうえで、こう発言した。
「もうもう、向上委員会にとってはものすごいおいしい。 ものすごいおいしいことやから」
そして「他の番組でも河本は『向上委員会しか喋ったことないし、向上委員会しか俺を扱ってくれない』って」と明かし、そのかわりに「仕事がない時、そればっか勉強した」と建築工事で必要な資格を多数所有していることを紹介。「それが今は忙しくて、色々ストレスが溜まったんか」と河本の心中を気遣う場面を見せた。
しかし、光代社長がコンビ間での給料折半を取りやめるという制裁を与えたことに対して「河本痛いやろな、殴られたほっぺより痛いやろな」といじる場面も。最終的に「でもあいつはもういろんな特技持っとるから、まあ、早く向上委員会来てほしいな。もう“撒き餌”やね。あの(芸人)連中がウワ~ッて」と締めくくった。
河本に対して愛あるエールを贈ったさんまだが、双方納得してはいるといえ、河本が起こしたのは酔っ払った末の暴行トラブル。それだけに、さんまの“番組的においしい”という発言を疑問視する人が続出した
《両成敗になったとはいえ、普通に考えたら『傷害事件』だよ。怪我した相手がいるのに『おいしい』とかさんまの神経はどうかしてるわ》
《芸人だから何をしても笑いに変える時代ではない。今、問題になっているカスハラを助長する発言になる。笑いで全てが誤魔化す時代では無い。パワハラやカスハラが社会を蝕んでいる現実は、笑いで済まされないだろう》
《いやいやいや、さすがに仕方ないとか番組にとってはおいしいは失礼すぎるし、仮に言うとしてもそれは相手側でしょ 今回は軽くてすんだけど、怪我や車の状態しだいで休業や廃業になってたかもしれないのに》