「NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で息子役を演じていた若山耀人容疑者(20)が逮捕されたことを知り、岡田准一さん(43)も胸を痛めているといいます。当時10歳だった若山容疑者を『無邪気で元気ないい子』といい、『そのまま真っすぐ育ってね』と言葉をかけていましたから」(映像制作関係者)
栃木県那須町で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、5月1日、実行役の一人として住所不詳、元子役の若山容疑者が逮捕された。
「飲食店を経営する宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体に火をつけて損壊した疑いが持たれています。仲介役とされる平山綾拳容疑者(25)は、若山容疑者に依頼し、犯行後に『報酬250万円を支払った』と供述。一方の若山容疑者は『報酬はもっと少ない』と説明しています」(全国紙記者)
本誌は『軍師官兵衛』への出演に際して、`13年12月に本人をインタビューしていた。メディア初取材を受けた彼の様子を記者はこう振り返る。
「目が輝いていて、とにかく明るく素直な子という印象でしたね。演技に関しては、『役の気持ちになると自然に表情も作れるし、涙も出る』と話していました。撮影中も、あえて気取ったしぐさをしてくれたりして、かなりノリノリだったことを覚えています。
人生で初めての特写取材にもかかわらず、そんな対応でしたので、“だいぶ大人びているな”と感じた記憶があります。付き添いでお母さんも現場に来ていたと思います」
候補者のなかからオーディションにも「目がキラキラしていて笑顔が印象的」と称されていた少年が、大罪を犯すようになるまでにいったい何があったのかーー。
「小学校低学年のころから、走るのが速く、クラスの人気者でした。“芸能界には縁がないけど、歌って踊れる子に育てたい”と望むお母さんに勧められ、『仮面ライダーになれるかもしれない』という思いを胸に、芸能界へ足を踏み入れました」(若山容疑者の知人)
’14年4月の中日新聞のインタビューで、憧れの俳優に岡田をあげていた若山容疑者。岡田本人からもかわいがられていたようだ。
「作中では、岡田さんのことを父上と呼ぶのですが、カメラが止まるとパパと呼び、慕っていました。これに岡田さんは『耀人は自分をかわいくみせる術を知っているんだよなぁ』と言いながらうれしそうにしていましたね。
若山容疑者演じる松寿丸は将来の城主となる人物。そのため岡田さんは、時には若山容疑者に厳しく接するように心がけていたそうです」(前出・映像制作関係者)