《自分が作っているのは、“道”だと思うんです。価値観だったり、背景だったり、過去だったり、未来だったり、そういったものが道になり、その道の途中で自分でも気づきがあったり、感じるものがあったり。
僕はそれを観客の方に観てもらい、共有してもらう。その道が楽しかったって、歩いてきてよかったって思ってもらえると、やっぱりうれしい。それが幸せだから、この道を歩き続けられるんだと感じています》(「GQ JAPAN」’24年5月8日配信)
そう語ったのは羽生結弦(29)。どんな経験も“道”になるという話のとおり、さまざまな苦難を乗り越え、現在は絶好調のようだ。
「昨秋から続いていた離婚に関する騒動も落ち着き、今は5月末に出演するアイスショーに向けて練習しているといいます。また、3月からGUCCIのブランドアンバサダーに就任していますが、着用商品は即完売。写真展は予約でいっぱいだそう。なにがあっても衰えない人気ぶりです」(フィギュアスケート関係者)
冒頭のインタビューで、羽生はこうも宣言していた。
《僕がこの先、あと30年間、フィギュアスケートという“言語”に付き合い続けたら、その年になったからこそ出てくる表現、その時にしか出せないフィギュアスケートっていうものが存在するかもしれないと思って。僕はその可能性があると信じているし、その可能性のために挑み続けなければならないと思っているんです》
スポーツ紙記者は言う。
「30年後には羽生さんもほぼ還暦。もし60歳で現役バリバリのスケートを披露するなんてことがあれば、伝説になります。今後も唯一無二の挑戦を続けるつもりなのでしょう。とことん未来だけを見据える羽生さんの姿勢がうかがえます」
過去を清算し、前に進んでいるように見える羽生。ただひとつだけ整理していなかったのが、マンションだ。
「元妻の誕生月でもある’22年3月、羽生さんは仙台市内の高級マンションの最上階、隣接する2室を現金で購入していました。1室約100平方メートルの広さで、価格も1億円超と豪華な“億ション”です。最後の五輪出場も終えて、結婚のために着々と準備を進めていたのだと思われます。
実際、1室に羽生さんの両親と姉、もう1室に羽生さんと元妻という形で新婚生活を始めたそうですが、約3カ月で離婚に至りました。外出やバイオリンの禁止など、元妻の行動が制限されていたという報道もありましたね。元妻はその後マンションを出て、東京の一等地で生活しています」(前出・スポーツ紙記者)