「往年の人気キャラが漫画から飛び出てきたようだと、日本だけでなく海外のファンにも好評です。どんな役柄も変幻自在に演じ分ける“カメレオン俳優”の真骨頂ですね」(テレビ局関係者)
鈴木亮平(41)が主演を務めるNetflixのオリジナル映画『シティーハンター』が「週間グローバルTOP10(非英語映画)」(4月22~28日)で初登場1位という快挙を成し遂げた。
「人気漫画の実写化ですが、鈴木さん演じる主人公・冴羽獠の再現度の高さが話題になっています。冴羽獠は裏社会で活躍する超一流の始末屋でありながら、無類の美女好きで“恐怖のもっこり男”の異名を取るキャラクターです。
鈴木さんは“おバカだけどかっこいい”冴羽獠の二面性を表現するため、パンツ一枚で踊る“もっこりダンス”を提案しました。原作をリスペクトしたコミカルな要素を入れつつ、冴羽獠なみに鍛え上げられた肉体美を披露したこのシーンが絶賛されています」(前出・テレビ局関係者)
これまでも役に合わせて体形を大きく変化させてきた鈴木。その理由を次のように明かしている。
《芝居の役作りは“中身に外見が伴ってこそ”だと思っているので、役によって体重はもちろん、筋肉のつき方から動き、姿勢にいたるまで、できるだけイメージに近づくよう努力はしています》(『an an』’15年10月28日号)
鈴木は自分の体作りを細かく記録しているという。
「テレビ番組で、『俳優による俳優のための現場での体の作り方と見せ方』というテキストを作成していると明かしていました。鈴木さんは役柄に合わせて部位別に細かく筋トレをするそうです。大柄な役に見せたいときは首回りを集中して鍛え、逆にスリムな役のときは腕から肩にかけての筋肉を削ぎ落とすのだとか。体重や体脂肪率はもちろん、手の血管の見え方にまでこだわっていると聞きました。それらの膨大な体作りのデータを書きためたテキストは、まさに彼独自の“筋肉バイブル”なのでしょう」(芸能関係者)
この門外不出のバイブルを授かった“愛弟子”が2人いるという。1人目は賀来賢人(34)だ。
「賀来さんはドラマ『忍びの家 House of Ninjas』の撮影に入る前、鈴木さんに体作りの相談をしたそうです。その結果、忍者らしい体を作るために、まず体重を20kg増やしてから10kg絞るというボディメイクに取り組みました。鈴木さんも過去に同じ鍛え方をしているので、当然バイブルにも書いてあるのでしょう。筋トレ仲間なので、鈴木さんは『食事制限中でも、一緒に食事できるのがうれしい』と話していたそうです」(前出・芸能関係者)
もう一人が小栗旬(41)だ。
「2人は’07年にドラマ『花ざかりの君たちへ?イケメン♂パラダイス?』で共演して以来、切磋琢磨し合う関係だと聞きました。小栗さんが役作りなどで筋トレを本格化させるときには必ず鈴木さんに連絡し、相談するそうです。役者としては小栗さんのほうが先輩ですが、昔から鈴木さんの真面目さと頭のよさにほれ込んでいるのだとか。鈴木さんは、小栗さんが自宅近くに建てたジム付きの稽古場を利用して体を鍛えているそうです」(前出・芸能関係者)
バイブルを伝授した2人以外にも鈴木の体作りに影響を受けた俳優は多い。小栗と同じく、『イケパラ』で共演した生田斗真(39)もその一人だ。
「鈴木さんが過酷な肉体改造に挑むとき、『途中で投げ出せなくなるから』という理由であえて目標を必ず生田さんに毎回宣言するので、刺激を受けているそうです」(前出・芸能関係者)
NHK大河ドラマ『西郷どん』で共演した永山瑛太(41)、錦戸亮(39)も主演の鈴木のストイックぶりに魅了されたという。
「瑛太さんは打ち上げで『亮平さんと出会えたこと自体が宝物でした』と話すほど、鈴木さんに心酔していたと聞きました。錦戸さんは鈴木さんを見て、『自分も甘えずに鍛えなくては……』と感化されていたようです」(前出・テレビ局関係者)
鈴木は松坂桃李(35)をはじめとする年下の後輩からの信頼も厚い。
「松坂さんは映画のアクションシーンで、鈴木さんに予定よりも1回多く殴られたことがあったそうです。2人は対談でそのことを振り返り、『アクションは会話みたいなもの』と明かしていました。鍛え上げた体を本気でぶつけ合い、演技を高め合ったのでしょう」(前出・芸能関係者)
鈴木が広めた“もっこり筋肉”が俳優界を席巻していた。