5月18日と19日に人気ロックバンド「ONE OK ROCK」が埼玉・ベルーナドームでライブを開催した。行われたライブは『SUPER DRY SPECIAL LIVE Organized by ONE OK ROCK』と題され、対バン相手として日替わりでWANIMAとAwichが出演。25日にも京セラドーム大阪で開催が予定されており、こちらにはVaundyが出演する。
終演後、ライブの感想がXに次々に投稿されていくなかで、ファンの間で行われていた“ある行為”が物議を醸すことに。それは、演奏中のスマホライトの点灯だ。
《ワンオクっていつからあんなにスマホライトつけるようなったの?落ち着いた曲になった瞬間にすかさずライトつけるからびっくりしちゃった。演出の照明がうまく見れなくてちょっと残念だったな》
《ワンオクのライブ最高やったけどスマホライトつけるのやめて欲しかった アンコールの曲真っ暗の中にメンバーだけ光で照らされる感じが最高なのにライトのせいで明るすぎて照明が台無しやった》
《演出も考えずにバカの一つ覚えみたいにスマホのライトつけてるやつ多すぎた ライトつけるような曲があるのはもちろん知ってる 一曲一曲演出考えてセット組んでるんだから、バンドが求めてないのに、勝手に余計なことして演出壊さないで》
ライブ中バラード曲が演奏されるたびに、ファンたちが自主的にスマホのライトを点けていたことに、一部ファンが苦言を唱えたのだ。その理由について、音楽関係者はこう語る。
「もともとは’14年に行われたライブで『Be the light』という曲が披露されたとき、ボーカルのTaka(36)が、スマホのライトをつけるようにお願いしたのが始まりだと聞いています。ペンライト代わりに使えるのがファンの間で好評だったようで、当初はアンコールを呼ぶ際にライトを照らすのが恒例に。その動きが徐々に広がっていき、今ではバラード曲はライトを照らすというのがお決まりになっているようです」
以前より、ファンが自主的にスマホのライトを照らす動きはあったという。しかし、特に今回のライブでは「演出が台無し」と感じる瞬間があったようだ。実際にライブに参加したというファンはこう語る。
「アンコールで演奏されたとある一曲なのですが、暗転した会場のなかでスポットライトのようにメンバーだけ光が当たるという演出がなされていました。しかし、スマホライトが照らされているせいで客席が真っ暗にならず、中途半端な感じに。
確かに今回はいつもよりもスマホライトが目立つなという印象はありました。メンバーから要望があったわけでもなくファンが自主的に行っているもので、きっかけとなった『Be the light』やアンコールのとき以外は要らないなと感じる人も多いと思います」
音楽ライブにおいてファン同士での“暗黙のマナー”の是非は、たびたび話題になる。
5月上旬に行われた『ビバ・ラ・ロック』で、星野源(43)が「あの、こういうやつ(手を前後に振る行為)、この時間だけはやめましょう! 好きに踊ってください!」と発言し波紋を呼んでいた。
ライブ中、アーティストを応援したい気持ちが高まることはよくあるが、やりすぎには注意したい。