「明菜さんはアイドル時代から、お気に入りのアニメキャラクターのものまねをするのが好きでした。そのため、“また声優をやってみたい”とかねて周囲に話してきたそうです」(音楽関係者)
今月デビュー42周年を迎え、7月に6年半ぶりとなるディナーショーを開催する中森明菜(58)。完全復活に向けて動き始めている彼女だが、先日、所属事務所は一部スポーツ紙の取材に対し、《歌手、声優、俳優などご縁がある限り、前向きに検討させていただければと思っている次第です》と、明菜の今後についてコメントして話題になった。
「明菜さんが声優を務めたのは’92年のアニメ映画『走れメロス』のみです。これまで彼女はライブでもアニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』のものまねや、アニメ声でトークしファンを喜ばせてきました」(前出・音楽関係者)
『走れメロス』で明菜が初挑戦したのは、メロスの親友の恋人・ライサ役だった。
「原作にないキャラクターだったため、彼女はイメージ作りに悩んでいたといいます」(映像関係者)
当時のインタビューで彼女はこう語っていた。
《ライサは“気が強くてハキハキしている娘”という印象を受けました。声について相談したところ『パッとひらめいた声で』と言われました。声のパターンは『ルパン三世』に出てくる峰不二子のタイプですね。小悪魔っぽく甘い声でやった方がいいと絵を見た時から思ってましたから》(『キネマ旬報』’92年8月1日号)
前出の音楽関係者は言う。
「明菜さんがステージで峰不二子を“お手本”としていた話を聞いたことがあります。特に露出度の高い衣装を着るとき、品よく映るように参考にしていたようです」
今回の復帰にあたり、公式YouTubeで配信された5週連続のセルフカバー企画は、全5作で累計2千万回再生を突破した。
「現在の明菜さんの新たな映像には肩出しの黒のシックな衣装もあり、ファンからの書き込みは《痺れます》《色気が素敵》と、男女問わず絶賛する声であふれています」(前出・音楽関係者)
そうなると明菜の声優復帰作は『ルパン三世』の可能性が!?
「声優初挑戦当時、彼女は次に声優をやりたい作品として『ちびまる子ちゃん』を挙げていました。過去にはビートたけしさんや、中居正広さんなど、『ちびまる子ちゃん』は有名人のゲスト声優が本人役や別の登場人物の声優として出演することでも知られます。
体調面を考えると、歌番組や女優業はまだハードルが高いでしょう。“メディア復帰”は『ルパン三世』や『ちびまる子ちゃん』といった、彼女が好きな国民的人気アニメの声優出演からが現実的だと思います」(前出・映像関係者)
まずは7月の復帰イベントで“峰不二子の艶気”がよみがえる。