■物心ついたときからとにかく辛いものを
21年11月放送のテレビ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で冷蔵庫に必ず入っているものを聞かれ、「タバスコ」と答え、「物心ついたときから辛いものをとにかく与えられてた。韓国料理が多かったんです、ウチは」と述べていた伊藤。「ほんがね」でも、変わらないようだ。
「焼き肉を『辛くしたい』と頼まれて、ベトナムの唐辛子をミキサーにかけて、出しています。ベトナムの唐辛子はおいしい辛味が出てくるんですよね」(前出・李さん)
最近、伊藤の母と、姉が来店し、こんな“雑談”も――。
「この前もお母さんたちが食べに来て、『今度の月曜日の放送で、沙莉がおんぶするのはお姉ちゃんの子供だよ』と言っていました。お姉さんは苦笑いしていましたが……(笑)」(前出・李さん)
『虎に翼』で、乳児期の寅子の娘(優未)が登場したのは、39~42話。41話が月曜日の放送回で、赤ちゃんを背負うシーンもあった。
「生後半年から1年とおぼしき赤ちゃんは場面に応じて、泣き顔やうれしそうな表情などをする“名演技”をみせていました。伊藤さんにとても懐いている様子でしたね。23年4月に伊藤さんがXを更新し、《姉夫婦に可愛すぎるきゅるるんがーるが 伊藤の母性が止まらない》とつづり、伯母になったことを公表していましたので、お姉さんのお子さんの年齢にも合致します」(映像制作関係者)
伊藤は姪を溺愛しているようだ。前出の芸能関係者がこう証言する。
「忙しい中、予定を調整し定期的に会って、あやしていると聞いています。姪っ子の百日祝いには、親友の松岡茉優さん(29)まで呼んで、一緒に愛でていたそうです」
朝ドラで家族と極秘共演を果たしていた伊藤。姪がヒロインの娘に抜擢されるまでの経緯とは――。
「未婚の伊藤さんは乳児との“初共演”に不安をかかえていました。子役出身で芸歴20年ながら、母親役の経験は少ないのです。そこでふだんから可愛がり、懐いている姪っ子に白羽の矢が立ったようです。赤ちゃんは急に体調を崩すこともあるので、今回のロケ現場には2児がスタンバイしていて、その一人だと聞いています。
乳児役を務めることができる年齢の赤ちゃんは子役事務所に所属していることが少なく、出演者探しに苦労しがちです。そのため、伊藤さんの実の姪っ子が出演することはNHK側にとってもありがたい話だったみたいですよ。ロケには伊藤さんが“パリピ”と称するお姉さんも付き添いで来ていて、心強かったそうです」(NHK関係者)
23年6月に『Forbes JAPAN』の公式サイトで配信されたインタビューで、《家族に『あれ面白かった』とか『あのお芝居、素敵だった』と褒められることがやりがいになっている》と、語っていた伊藤。
家族がモチベーションの源泉だけでなく、朝ドラヒロインを演じる“翼”にもなっていた――。