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「かつて『還暦で引退したい』と話していたさんまさんも来夏で70歳。テレビ局の度重なる経費削減もあり、コロナ禍には、高額ギャラのため、さんまさんがリストラ候補に挙がることもありました。『しゃあない、元気に笑いがとれるうちに……』と、一時は古希で一線を退くことも真剣に考えていたそうです」(テレビ局関係者)

 

今年、デビュー50周年を迎える明石家さんま(68)だが、想像以上の激動の一年となりそうだ。

 

「この3月で、“BIG3”の盟友・ビートたけしさん(77)は26年半務めた『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)を卒業し、タモリさん(78)も『ブラタモリ』(NHK総合)のレギュラー放送が終了します。

 

実はさんまさんはこの46年間、レギュラー番組が途切れたことがありません。現在もテレビのレギュラー番組を5本、抱えています。全盛期の年収は10億円を軽く超えていましたが、現在の年収は8億円ほどで、吉本の中ではダウンタウンの2人に続く稼ぎです。今春は久々の主演ドラマ『心はロンリー 気持ちは「…」』の完結編も20年ぶりに放送されます」(前出・テレビ局関係者)

 

“お笑い怪獣”さんまだが、この数年は後輩である松本人志(60)の勢いに押されていた面がある。

 

「というのも、いまの吉本興業の上層部はほとんどがダウンタウンの元マネージャーなのです。そのため、吉本に入ってきた大きな仕事は、ダウンタウンが最優先されてきたことは否めません」(制作関係者)

 

そんななか、松本への“文春砲”が始まった。さんまは1月13日、ラジオ番組で松本の活動休止についてこう語っていた。

 

「アイツ、子供のためっていうのがかなり大きいような気がする。番組とかには迷惑かけるけども、家族のためにっていう感じは、間違ってるかもしれへんけど、ものすごいわかる。(俺も)世界が全部敵になっても、IMALUだけ味方になってくれたら、それでええと思う。子供が生まれてからそう思えるようになったんです」

 

そして、吉本への注文も――。

 

「ただ、迷惑かけたと思ってる、誘ったお笑いの中堅、ものすごい皆、反省っていうか、落ち込んでかなり悩んでるみたいなんで、そいつらもちょっと会社のほうでおのおのケアしてほしいと思う」

 

前出の制作関係者は言う。

 

「’19年の宮迫さんの騒動のとき、さんまさんは吉本批判をした宮迫さんをかばって、自分の個人事務所に誘いました。それが“ダウンタウン組”の吉本上層部との距離をさらに広げたともいわれています。でも、さんまさんは吉本愛が本当に深い。問題を起こした後輩の吉本芸人をどう助けたらいいのか、彼なりに思い悩んでいるのです」

 

実際、さんまは最近のインタビューで、こう語っている。

 

お笑い芸人は本当にみんな優しくて、笑いのためにフォローしてあげようと考えてますから。だから今は、FUJIWARAのフジモンが帰ってきたらどんなふうに笑いに変えられるかを吉本勢は考えているところです》(『SPA!』’24年1月16日・23日号)

 

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