■紅白司会を支えた有吉を慕う芸人たち
吉村が有吉の晴れ舞台に一肌脱いだこともーー。
「’23年末、有吉さんが司会を務めた『第74回NHK紅白歌合戦』で、歌手・山内惠介さん(41)の歌唱シーンに有吉さんを慕う芸人として、アルコ&ピース、とにかく明るい安村さん(42)と共に吉村さんが出演しました。
有吉さんは吉村さんたちのパフォーマンスに対して、『山内さんだけのほうがいいと思いますけどね』と、毒舌を吐いていましたが、内心は喜んでいるように見えました。吉村さんたちの存在は支えになったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
’23年10月に当て逃げ事故を起こして謹慎処分を受け、’24年2月に復帰したFUJIWARA藤本敏史(53)。松本とプライベートでも食事する仲であったが、彼が不在であったため、謹慎明けは有吉に救われた。
「5月15日に、復帰後もテレビへの露出が減っていた藤本さんを有吉さんがSNSで《藤本っていつまで反省するの?》とイジっていました。これに対して藤本さんは《決められへんわ!》と返信し、ネットニュースで取り上げられていました。
6月4日に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、共演した際には、顔面白塗りでネタを披露していた藤本さんを『反省の色は見えない』と、一刀両断し、話題に。有吉さんがツッコミを入れ、世間のうっ憤を晴らすことで、炎上しにくくなるそうです。
藤本さんは有吉さんにとても感謝していると聞いています」(前出・テレビ局関係者)
有吉当人は’22年5月に放送されたラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で、軍団を自ら作る意思はないと表明し、「ダサいじゃん、なんか。上島(竜兵)さんとか(後輩が)勝手に集ってきて、(上島さんも)偉そうにしてるわけじゃないから」と、語っていた。
そのため、自ら主導することはなく自然と後輩たちが集い、軍団が作られつつあるようだ。
「テレビ番組『有吉木曜バラエティ』(テレビ東京系)で共演している霜降り明星・粗品さん(31)は、6月1日にXで《有吉軍団の若頭》を自称していました。粗品さんにとって有吉さんは面白いと思われたい存在だといいます。
松本さん不在により、お笑い界は様変わりしました。粗品さんやノブコブ吉村さん、チョコプラなど、吉本の人気芸人20人前後が有吉軍団入りしている現状に松本さんは愕然としているでしょうね」(前出・演芸関係者)
松本は有吉が芸人人生“最大の壁”となることを予想していただろうか。