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「復活イベントに際し、明菜さんのもとには多くのオファーが舞い込んでいるといいます。ですが、今のところ返事はすべて“保留”だそうです」(音楽関係者)

 

7月12日から3日連続でファンクラブ向けイベントを開催する中森明菜(58)。ただ、テレビなどにはいまだ出演していない。

 

「明菜さんがオファーをすぐに快諾しないのは、イベントに集中するためだと聞いています。そもそもほとんどメディアに出ていないですから、負担も大きいのでしょう」(前出・音楽関係者)

 

明菜は’14年の『NHK紅白歌合戦』以降、9年もの間メディアから遠ざかっていたが……。

 

「’23年12月、ニッポン放送のラジオ番組『中森明菜オールタイムリクエスト』に明菜さんが肉声メッセージを寄せ、9年の沈黙を破ったのです」(前出・音楽関係者)

 

番組は4時間超の生放送だった。

 

「明菜さんは時折音声メッセージで登場するという形でした。番組中盤には『ずっと聴いていてください』『切らないで!』とおちゃめに呼びかける場面も。明菜さんはMCを務めたフリーアナウンサーの垣花正さんやミッツ・マングローブさんとほとんど面識はないはず。それでも肉声メッセージはサービス精神にあふれていました」(前出・音楽関係者)

 

この背景には、意外な経緯が。

 

「実は、ニッポン放送の制作スタッフが明菜さんに直筆の手紙を送っていたのです。

 

明菜さんが個人事務所を新設し、再始動を表明した’22年8月。多くのメディアが明菜さんにオファーを出しました。ニッポン放送の制作スタッフが手紙を送り始めたのもこのころですが、ほかのメディアと違った点がひとつ。『この番組に出演してください』といった出演依頼はほとんど書かなかったそうなんです」(前出・音楽関係者)

 

では、ニッポン放送が“明菜出演”にこぎつけたのはなぜなのか。

 

「出演依頼の代わりに“明菜さんのファンです”“体調はいかがですか”“いつの日かまた歌えるといいですね”といった気遣いの言葉が綴られていたそうです。直筆の手紙で誠意が伝わり、明菜さんも胸を打たれたのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)

 

芸能関係者はこう明かす。

 

「もともと明菜さんは文章を書くのがあまり得意ではありませんでしたが、契機になったのは’99年。当時のファンクラブが明菜さんのコンサートを勝手に企画するという事件が起きました。

 

結局コンサートは中止になりましたが、企画にまったく関知していなかった明菜さんがチケット代を返金することに。以来明菜さんはファンにより誠実に向き合うようになったといい、新設したファンクラブ向けに頻繁に直筆の手紙を送るように。手紙という表現方法が好きになったのでしょう。2年前も、“ファンへの手紙”という形で再始動を宣言しました」

 

完全復活の日が近づく明菜。足掛かりとなったのは誠意の手紙だった。

 

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