7月13日に放送された音楽番組『音楽の日』(TBS系)。8時間にも及ぶ生放送でひときわ盛り上がったのが総勢18組のグループが登場したダンスバトルだったが、GENERATIONS・佐野玲於(28)のある行動が波紋を呼んでいる。
23年の『音楽の日』でも、事務所の垣根を超えて12組がコラボして話題を呼んだダンス企画。今年は参加人数も増え、パワーアップしたのだが……。
「注目されたのは『1on1ダンスバトル』と題し、各グループから特にダンスに自信があるメンバーが1対1で踊るというコーナー。そのなかの“ヒップホップ対決”に登場したのが、GENERATIONSの佐野さんとTravis Japanの中村海人さん(27)でした。ふたりが近寄って顔を見合わせていよいよダンスが始まるというとき、佐野さんが中村さんの頭をはたいたのです」(音楽関係者)
佐野のこの行為を“暴力的”と捉えた視聴者も少なくなかったようで、XなどSNS上ではこんなコメントが。
《佐野玲於がダンスバトルで必要以上に暴力的な演出??突き飛ばしたの見て凄く嫌な気持ちになった、本場のダンスバトルは~みたいな事言うてますが、誰もが目にする民放であんな暴力的な行動はどうなんでしょうか?》
《佐野さんだけ不快でした。相手側に手を出すのはやりすぎですね。ちょっと恐怖を感じました。他の方は素晴らしく見入りました。》
《佐野玲於クランプも上手いのは元々だけど、ダンスバトルとはいえ今の地上波で相手の子に暴力みたいな事してええんか?本場見てる人の方が少ないだろうし、不快に思う人多そう》
《本来のダンスバトルはあんな風にバチバチなのかもしれないし最後にハグしてたとは言え、正直ゴールデンにあれは見てて良い気はしなかった。一瞬放送事故かと思ったし。》
しかし、佐野の行為はダンス界では“暴力”ではなく馴染み深い表現方法の一つであるという。
「佐野さんは『クランプ』というジャンルのダンスに精通しており、『音楽の日』でも『本場LA仕込みのクランパー』と紹介されていました。クランプとは怒りや感情をぶつけるかのように踊るダンスで、相手を威嚇したり挑発したりします。佐野さんが中村さんの頭を小突いたのもクランプらしい表現だったのです」
頭を小突かれた中村は、放送後にグループのInstagramのストーリーズを更新。《おれをダンサーとして本気でぶつかってきてくれたことマジ感謝してます》と、佐野への思いを綴った。
「佐野さんもファン向けの有料ブログを更新し、中村さんへのリスペクトを込めて踊ったと説明。こうしたダンスを見慣れていない人には驚かせてしまって申し訳ないとも綴っていたそうです。
『音楽の日』ではクランプの背景が説明されなかったので、ダンスに馴染みのない視聴者が“佐野さんが一方的に手を出した”と困惑するのも仕方ありません。ただ、佐野さんの行為はダンサーとしての流儀。真剣勝負だからこそダンス企画が盛り上がったのでしょう」(前出・音楽関係者)
未知のものに対しては恐れを抱くのも当然だが、クランプへの理解が深まるいい機会になったはずだ。