18年に放送されたシーズン1から6年、ファン待望の続編が放送中の二宮和也(41)主演の『ブラックペアン シーズン2』。初回は世帯平均視聴率11.8%と、前クールの話題作『アンチヒーロー』(11.5%)を上回るスタートをきり、第2話で11.9%と微増をはたしている。
「二宮さんは今回、前シーズンの主人公・渡海征司郎と瓜二つの天才外科医・天城雪彦を演じています。キャラを演じ分ける必要があるため、二宮さんのこまやかな演技力が改めて評価されています」(スポーツ紙記者)
嵐のメンバーとして活躍するいっぽう、03年に『青の炎』で映画単独主演をはたして以降、数々のドラマや映画で存在感を放ってきた二宮。23年10月にSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所してからも、多くのオファーが寄せられているという。
今回本誌は、二宮が主演を務めた連続ドラマについてアンケートを実施。「好きな作品」と「その理由」について調査した。再放送されるたびに話題を呼ぶ作品も多いなか、もっとも支持を集めたのはどの作品だったのか。
第3位は、『ブラックペアン』。
現在シーズン2が放送中だが、前作は二宮にとって日曜劇場初主演作。天才的な技術をもった外科医・渡海征司郎を演じた。ダークヒーロー・渡海のキャラクターに引き込まれたという人が多く、好きな理由に関しては、
《役に引き込まれたし、毎週とても楽しみだった作品》
《ミステリアスな主人公と勧善懲悪ではない筋立て》
《クールな医者の役がピッタリだったから》
《お医者さん役は初めて見たので、どうかな?と思ったけど、天才医者役を素敵に演じていたと思いました》
といった支持の声が寄せられた。
第2位には、『流星の絆』がランクイン。
二宮演じる主人公・有明功一と、弟・泰輔(錦戸亮)、妹・静奈(戸田恵梨香)が、両親を殺した真犯人を突き止める復讐劇だ。シリアスなミステリーであると同時に、劇中にはパロディの場面も多数描かれ、見ごたえのあるドラマだったという声が多くあった。
《三人兄妹が支えあってるところや、大どんでん返しで意外性もあって面白かった》
《最後まで犯人が誰かわからなかった》
《ミステリーだが、ほどよい脱力感もあり、真面目なシーンと面白いシーンとでの演技が秀逸だったから》
《兄妹の親密さ、切なさが印象にあり、心打たれました。彼(二宮)の自然な演技が光っていました》
《コミカルでいながらサスペンスで笑いながらもゾクゾクしたから》
そして1位に選ばれたのは、『フリーター、家を買う。』。
大学を卒業して就職後、環境に馴染めずに会社を辞めてしまった主人公・武誠治を演じた。フリーター生活を送りながら、父親(竹中直人)との衝突、母親(浅野温子)の病気など家族の問題を抱えた誠治が少しずつ着実に成長していく姿が感動を呼んだ。最終回は19.2%と、高い世帯視聴率を記録している。無気力な若者がたくましくなっていく姿が印象に残っているという声が多く、
《何気ない日常生活の中での家庭の問題を提起されていた》
《お母さんにハンドクリームを塗ってあげるシーンがよかった。フリーター役だったが、だんだんしっかりして家を買うまで成長する過程が泣けた》
《みんなと成長していく姿にも共感できた良い作品だった》
《無気力な若者が周囲の環境の変化によって自分の考え方を変えていくという中身がいい》
《どこの家にでもある父親の厳しさ。母親の暖かさ、ご近所トラブル等良いドラマでした》
《やる気のないフリーターのリアルな演技が素晴らしく、引き寄せられた》
などの理由から支持された。
好調なスタートを切った『ブラックペアン シーズン2』は、これらの代表作に肩を並べることができるだろうか。