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7月19日、東京都知事の小池百合子氏(72)が、都庁のプロジェクションマッピング事業「TOKYO Night&Light」で、人気音楽ユニット「YOASOBI」の楽曲とコラボした作品をパリ五輪が開幕する26日の夜から上映することを発表した。

 

このプロジェクションマッピングは、東京都が夜間の観光振興の活性化に向けて、東京の夜を彩る新たな観光資源を作ることを目的とした事業だ。都庁第一本庁舎をキャンバスに光と音で多彩なアートを表現するもので、建物に映す常設展示としては最大でギネス記録にも認定されている。

 

3月に行われた東京都の予算特別委員会で、この事業の令和5年度の予算額が7億円だと明らかになった。しかし、都はこれ以外にも“関連事業”を展開しており、23~24年の2年間で約48億円もの巨額な税金が投入されたことが判明している。

 

また、同プロジェクトを五輪談合事件で指名停止中の電通のグループ企業に委託していることや、その電通から小池都知事が議員時代の13年に献金を受けていたこと、都が入札の経緯がわかる資料の開示を拒否していることなどが指摘されている。

 

同プロジェクトはスタート直後から、《税金の無駄使い》《お金のかけ方間違ってんだろ》と疑問視する声があがっていたが、都知事選の盛り上がりとともに再び批判に晒されることに。Xでは《趣味の悪い光のショーに何十億円も使う金があるのなら、子供食堂、大人食堂に使うべき》《都民ファーストが聞いて呆れる》などと、批判が集まっていた。

 

都知事選が終わって1カ月も経たないうちに今回のコラボが発表されたため、XではYOASOBIのファンから同ユニットを心配する声が多く寄せられた。

 

《YOASOBIは何かと政治に利用されてるね。せっかくいい楽曲ばかりなのにとても残念…》
《悪いけどYOASOBIさん仕事選んだ方がいいよ》
《YOASOBIのプロジェクションマッピングって、あの税金無駄遣いの鬼ダサいやつと同じ企画だったんか。嬉しいけど…なんか…苦笑》
《YOASOBIがどんどんおかしな方向へ 戻ってきて欲しい》

 

YOASOBIは、21年2月に初ライブを新宿ミラノ座跡地に建設中のビルの工事現場に設けられた特設ステージで行っている。ライブはオンラインで生配信され、約4万人の視聴者を集めた。その際、プロジェクションマッピングを使ったパフォーマンスが話題となり、それ以降ファンの間では人気のライブ演出として知られている。

 

だが、今回の“いわくつき”のプロジェクションマッピングに関しては、ファンも素直に歓迎できないのかもしれない。

出典元:

WEB女性自身

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