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《19歳6ヶ月、エアロは最後の最後まで諦めずに生き抜きました》

 

7月23日、Instagramにこう綴ったのは浅田真央(33)。20日に愛犬・エアロが急逝したことを明かした。

 

「トイプードルのエアロは、浅田さんと一緒にスケートリンクに登場したこともある有名犬。人間でいうと94歳の長寿でした」(スポーツ紙記者)

 

ペット供養の「愛ペットグループ」動物葬祭ディレクターの中田忍さんは言う。

 

「6月から8月にかけて、犬が亡くなる傾向が強くなります。近年の夏の暑さでは動物も人と同じで熱中症になりやすく、老齢期や病気があるペットは特に気候の変化に気を配る必要があります」

 

浅田とエアロが出合ったのは19年前のこと。

 

「’05年の世界ジュニア選手権で浅田さんが優勝を果たしたご褒美に、まだ赤ちゃんだったエアロを飼い始めたそう。名前は、浅田さんがネスレのチョコレート菓子『エアロ』が大好物だったことに由来しています。

 

お姉さんの舞さん(36)も溺愛していて、エアロのぬいぐるみや写真を持ち歩くほどだったといいます」(前出・スポーツ紙記者)

 

浅田の人気とともに、エアロも知名度抜群のペットとなった。

 

「浅田さんは21歳のとき、最愛の母・匡子さんを肝硬変で亡くしています。現役の選手として活躍する最中での訃報に浅田さんもかなり憔悴していました。

 

エアロの子どもであるティアラも浅田家で育てていましたが、’23年5月に亡くなったそうです。

 

エアロは浅田さんが14歳のときからそばにいる大切な家族。エアロが浅田さんの心のよりどころとなっていたのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 

エアロが亡くなる前の14日、浅田はInstagramを更新。エアロが勢いよく跳ねる動画を投稿し、次のように綴っていた。

 

《可愛すぎるエアロ♥来年で20歳 元気にぴょんぴょん走ります》

 

死のわずか6日前まで元気な様子を見せていたーー。

 

前出の「愛ペットグループ」動物葬祭ディレクターの北治美津子さんはこう話す。

 

「犬はうれしいときや興奮したときに鳴いたり尻尾を振ったりしますが、死期が近いときにも同じ行動をとることがあります。寝たきりの犬でも飼い主の手をペロッとなめたり、すり寄ってきたりすることも。飼い主に最後の挨拶をし、感謝を伝えているのだと思います。

 

長生きは大切に育てられた証拠。ストレスなく、幸せな一生だったのでしょう」

 

《ママとティーちゃん(ティアラ)が天国にいるからね!天国に行ってらっしゃい!と送り出しました。エアロは空に向かってぴょんぴょんと駆け上がり、天国に行きました》

 

とも綴った浅田。エアロが跳ねてみせたのは、最期の贈り物だったに違いない。母とエアロがいつまでも浅田を見守っているはずだ。

 

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