■和田は数十年ぶりに有吉へ直電を――
しかし、猿岩石が落ち目になると連絡は途絶え、2人の交流が復活したのは、有吉が有名人への“毒舌あだ名”で再ブレークした2010年以降だという。
「有吉さんが品川祐さんを“おしゃべりクソ野郎”と名付け話題になりましたが、和田さんのことはR&Bの女王と持ち上げた後、“リズム&暴力”と言い切りました。当時、有吉さんは『アッコにおまかせ!』によく呼ばれていましたが、和田さんにからかわれて『お前!』と返し、周囲の空気が凍ったことも……」(テレビ局関係者)
“舎弟”として和田に気に入られていた有吉だが、その直後に“ニセ携帯番号”事件を起こす。
「和田さんが有吉さんに新しい電話番号を聞いたところ、有吉さんが嘘の携帯番号を教えたのです。それを知った和田さんは怒り、本当の番号を改めて問い詰めたそうです」(前出・テレビ局関係者)
実は和田自らが有吉との関係性を今年3月、ラジオ番組『アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で告白していた。有吉に第1子が誕生し、パパになったことを公表した直後、電話したことを明かしたのだ。
「実を言うと私、何十年ぶりに有吉に電話したら、留守電になんなかった。(最近は)あんま会う機会もなかったんで、いいやと思ったら、有吉からかかってきた」
久しぶりの会話で有吉が49歳になったと知り、「子供20歳になったらお前70歳やで。これから運動会とか行かなあかんから、頑張らなあかんで」と激励。和田は有吉と話せて「すごいうれしかった」と振り返っていたのだが――。前出のテレビ局関係者は言う。
「有吉さんにとって、和田さんは古きよき芸能界の大先輩です。ただ、有吉さんはいまのテレビ界でバラエティ番組を誰よりも熟知し、NGの境界線が日々変化していることを体感しています。有吉さんは事務所の後輩が出ていることもあり毎週『アッコにおまかせ!』を見ているそうです。
今回、自らの番組であえて和田さんにダメ出ししたのは、むしろ制作側に“次の炎上は本当に危ない”と伝え、リスクの高い生放送からの勇退を迫る姿勢を示したのではないでしょうか。毒舌を交えて周囲の人々に対応策を考えさせるのが、彼にできる和田さんへの最大のフォローだったのでは……」
『アッコにおまかせ!』は今年10月に40年目を迎える。
「これまでも何度か打ち切り説が出ていますが、現状その予定はありません。ただ、生放送を事前収録に変更するとか、『噂の!東京マガジン』のようにBS放送に移行するなどの改編案が急浮上しています」(前出・制作関係者)
有吉の28年目の諫言が、和田の運命を変えるかもしれない。