■“顔が死んでいる”ような状態に……
「目黒さんはほかの仕事もあり、多忙なためドラマの撮影スケジュールに余裕がなかったのです。深夜12時過ぎまで撮影して、翌日の午前中からまた撮影する日々が続くこともありました。演出上、撮影カット数も多く、一時は“時間を1秒も無駄にできない”と、過度に現場が張りつめていました。また35度を超える酷暑の野外ロケも少なくなく、目黒さんの体力の消耗も激しかったそうです」
実は親友のラウール(21)が最近の目黒を心配する発言をしていた。3日放送の『with MUSIC』(日本テレビ系)で目黒を「寝てないメンバーNo.1」に選び、
「今、アイドルと俳優を両立して忙しすぎて、マジで寝てないのが一緒に車に乗ったときとかにすごいわかる!」と話していたのだ。
「目黒さんは先月下旬ごろから、スタッフが話しかけても反応に少し時間がかかることが増えました。疲れがたまっていたのでしょうか。
『月9』主演で初めての父親役を演じる精神的な重圧もあったのか、第8話の目黒さんの撮影シーンでは“顔が死んでいる”ような状態になってしまったことも……。撮影スタッフも苦慮していたと聞いています」(前出・制作関係者)
感情表現に“障害”が発生してしまう心身の状況について、精神科医で岡田クリニック院長の岡田尊司氏はこう推察する。
「“感情が壊れる”ような症状で、いちばん考えられるのは過度な疲労、ストレス、精神的なプレッシャーによるものです。一過性のうつ状態だったのではないでしょうか。正確には精神運動障害(抑制)といい、表情がなくなったり、乏しくなったりするのも、比較的よく見られる症状です。本人が頑張って感情を作ろうとしても、なかなかうまくできなくなったりします。
普通、疲れて多少気分が落ち込む程度なら、それをはねのけて元気に感情を装えます。“その場にふさわしい反応ができる”ことを専門的には気分反応性と言いますが、これが落ちてしまうと、感情のリアクションが非常に困難になるのです。心身とも相当、疲弊していたのでしょう」
このままでは役者として致命傷になりかねない――。8月中旬、目黒はある決断をくだす。