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8月31日から9月1日にかけて生放送されたチャリティー番組『24時間テレビ47』(日本テレビ系)。昨年11月に系列局である日本海テレビジョン放送・元男性局長の寄付金着服問題が発覚し、放送開始前から批判的な声も上がっていた。逆風吹き荒れるなかでの放送となったが、終了後は出演者の好感度も明暗を分けたようだ。

 

まず最も好感度を上げたのは、やはりお笑い芸人・やす子(26)だろう。自らも高校時代に入所していた経験から、全国の児童養護施設への寄付金を募るべくチャリティーマラソンに挑戦し、見事完走した。

 

放送前から炎天下のマラソンには厳しい声も寄せられていたが、当日は台風10号の接近によってコース変更を余儀なくされることに。初日は日産スタジアムの陸上トラックを30キロ走破したが、翌日早朝からは東京・両国国技館を目指して出発することに。

 

後半では左足首を痛めてしまったが、沿道の声援に明るい笑顔で応えていたやす子。いっぽうゴール直前には、沿道にいた一般人男性がやす子に触れようとするハプニングが勃発するも、気持ちを切り替えて続行。そして、結果的に4億3801万4800円もの募金が集まったのだ。

 

「この金額は、’23年に集まった全体募金総額(8億4805万円)の半分以上を占めています。やす子さんの好感度が高くなければ、ここまで集まらなかったのではないでしょうか。批判も多かったマラソン企画ですが、やす子さんは文句ひとつ言うことなく常に前向きな姿勢を見せていました。本番当日は休憩中にXで応援への感謝を綴るだけでなく、カメラが回っていないところでは自分よりもスタッフを気遣っていたと聞きました。一部では“ギャラ1000万円”といった噂もありましたが、Xを通じて《一銭もいただいてない》と完全否定していました」(テレビ局関係者)

 

大勢の視聴者を感動させた“無償の奉仕”だが、そんなやす子を支えた世界的ミュージシャン・YOSHIKIにも賛辞が広がっている。

 

「YOSHIKIさんは10月に緊急手術を控えており、今も頸椎の激しい痛みや手のしびれ、痛みを抱えています。『24時間テレビ』ではやす子さんを励ますためピアノの生演奏を披露しましたが、前日にはディナーショー最終公演を終えたばかりでした。満身創痍ながらも、全身全霊でのパフォーマンスは多くの視聴者を釘付けに。さらにYOSHIKIさんは、過去の出演もあわせて『24時間テレビ』はノーギャラであることもXで明かしています。震災や台風被害のあった被災地に寄付を続けていることでも知られていますが、改めてYOSHIKIさんのチャリティー精神に感銘を受けた人もいたのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)

 

『24時間テレビ』への出演によって、これまで以上に株を上げたやす子とYOSHIKI。だがその陰では、不評を買ってしまった人物が――。それはお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也(54)。

 

今年は、長年にわたって旧ジャニーズ事務所のタレントが務めてきたメインパーソナリティーを置かないスタイルとなり、羽鳥慎一アナ(53)と水卜麻美アナ(37)とともに総合司会という大役を担った。

 

レギュラー出演するバラエティ番組では、軽妙なツッコミやリアクションで場を盛り上げている上田。しかし『24時間テレビ』では、そのキャラが裏目に出てしまったようだ。Xでは《最高のMCだった》と評価する声もあったが、共演者に対する接し方に《全く笑えない》《見てて気分悪くなる》と厳しい声も目立つなど賛否真っ二つとなった。

 

「ただでさえ寄付金着服問題やマラソン企画に批判が集まっていたので、風当たりの強いのなかで務める総合司会はプレッシャーも大きかったことでしょう。上田さんは数々の番組でMCを任せられていますが、安定した進行は業界内でも定評があります。先輩・後輩問わずどんな出演者にも鋭いツッコミを入れ、番組を盛り上げる手腕はピカイチ。

 

ですが『24時間テレビ』はチャリティー番組とあって、バラエティ番組とは性質が異なります。ドキュメンタリー要素も強く真面目な内容が多かっただけに、上田さんのノリやツッコミはメインの視聴者層とのミスマッチを招いてしまったのかもしれません。今年は旧ジャニーズのタレントがメインパーソナリティを務めないというなか、火中の栗を拾った上田さんはもう少し評価されてもいいとは思いますが……」(前出・テレビ局関係者)

 

来年も『24時間テレビ』の総合司会として上田の再来はあるだろうか、果たして――。

 

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出典元:

WEB女性自身

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