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昨年発覚した寄付金の着服問題を受け、逆風のなか放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)。批判に晒されながらもチャリティマラソンランナー・やす子(26)がゴールした直後は25.4%の瞬間最高視聴率を記録するなど、蓋を開けてみれば“成功”したと言えるだろう。

 

今年で47回という長い歴史を持つ日本最大級のチャリティ番組であるがゆえに、毎回話題になるのが“出演者のギャラ”。“チャリティ番組なのに出演者がギャラをもらっているのはおかしい!”といった主張が、毎年放送前後に大きく広まる事態となっている

 

そうした流れを受けてか、やす子は放送後の9月2日、Xにこう投稿している。

 

《チャリティーマラソンのギャラ1000万円ってデマが飛び交ってるけど、一銭もいただいてないですよ!憶測やデマをすぐ信じちゃうのやめたほうがいいですよ》
《自分の申し出なので、番組ひどい!と叩かないで…》

 

スポーツ紙記者は言う。

 

「やす子さんの投稿に対し、《ノーギャラ?それはすごすぎる。》と称賛する声もあるいっぽうで、《ちゃんともらって欲しい》という人も。『24時間テレビ』のランナーは準備期間も含めるとかなりの負担があるはず。それだけに、“自ら申し出てノーギャラ”というのは大きな衝撃を与えました。

 

また、実業家のひろゆき氏(47)は、《24時間テレビは、タレントにギャラを払わないで、視聴者が募金をして、CMの収入はテレビ局がノーコストで貰うってこと?》と疑問を呈していました」

 

ハードなマラソンをこなしながら、一銭ももらわないということはにわかには信じがたいが、実際のところはどうなのか。日テレ関係者に取材すると――。

 

「マラソンランナーにも、司会者などほかの出演者にも、もちろんギャラは発生しています。特にやす子さんの場合は売れっ子ですから、日テレとしてもノーギャラでキャスティングするわけにはいきません。ただ、通常『出演料』という名目で支払われるものが、『24時間テレビ』の場合は『制作協力費』というような名目で事務所に支払われると聞いています。通例、メイン出演者の額としては、500万円から1千万円の間ぐらい。後日、『給料』という形で事務所からタレント本人に渡されるはずです」

 

00年、日テレはBPOを通じて視聴者からの質問にこう答えている。

 

「『24時間テレビ』に出演して頂いたタレントのギャラについては、基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払をしております」
「タレントによっては謝礼を辞退される方もいらっしゃいます」

 

前出の日テレ関係者は言う。

 

「やす子さんが直接『出演料』としてもらっているわけではなく、『制作協力費』として事務所に渡っていることを知らなければ、《一銭もいただいてない》という認識になるのも当然でしょう。もしかしたら、本当に辞退している可能性もありますが……」

 

雨に打たれながらも健闘したやす子。ギャラ以上のものを得たはずだ。

 

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出典元:

WEB女性自身

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