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9月5日、6日に準決勝が行われた『キングオブコント2024』(TBS系)。9月12日にファイナリストが発表される予定となっているが、お笑いファンが気にするのは出場者だけではない。笑いを”審査する側”にも熱い視線が注がれている。

 

もともと準決勝進出者によって行われていた決勝審査だが、’15年以降、審査員5人(メンバーは決勝戦審査員欄を参照)が1人100点の持ち点で審査する形式に変更となった。

 

昨年の大会で審査員を務めたのは、松本人志ダウンタウン)、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)。だが、松本は「週刊文春」に報じられた性加害疑惑により、裁判に注力するためとして今年1月より芸能活動を休止しており、現時点では活動再開の見込みは現状立っていない。

 

松本は’15年から昨年まで唯一継続して審査員を務めており、長年“カリスマ”として君臨しただけに圧倒的な説得力を持っていた。では、今回のキングオブコントで松本の穴を埋めるのは誰になるのだろうか? 相応しいと思うお笑い芸人について、20〜50代の男女500人を対象にアンケート調査を行った。

 

3位に選ばれたのは、くりぃむしちゅー・有田哲平(53)とバナナマン・設楽統(51)だった。

 

長年にわたってコントやバラエティ番組で活躍してきたくりぃむしちゅー。特に有田は、この春放送10年目を迎えた『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)で、自ら出演するばかりでなく総合演出を務めるなど、他の芸人よりも一歩踏み込んだ活躍を見せている。前フリを丁寧に仕掛け、最後のオチにもっていく構成は、「フリをしっかりしたい」有田ならではだ。

 

アンケートでは、笑いのプロである有田に対して《おもしろいので》《有田は面白いから》《意外と的確なことを言うスキルがあるので》とその芸人としてのレベルを高く評価する声が。さらに《吉本以外が良いと思うので》と事務所のバランスを案じた声もあった。

 

一方、バナナマンはキングオブコントの’08年大会で優勝しており、’15年から’20年まで審査員を務めるなど、審査員として申し分のない経歴。コント師としての実力はもちろんのこと、審査員としての経験があることが信頼感を高めているようだ。

 

さらに、現在も毎年単独ライブを開催しているバナナマン。《キャリアと実績、そして今でもコントライブを続けていること》《ウッチャンと迷ったけど、ウッチャンは近年、完全に司会やプロデューサー業になっていてバナナマンのように定期的にライブをしていない》と、ネタを作り続けている現役感を評価している人も多かった。

 

第2位に選ばれたのは、バカリズム(48)。キングオブコントは2人以上のグループでの参加しか認められていないが、バカリズム自体も、元々はコンビ「バカリズム」として活動していた。

 

ピン芸人としての活動にとどまらず、原作・脚本を務めた’17年のドラマ『架空OL日記』(読売テレビ)は向田邦子賞を受賞、脚本を務めた’23年のドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)は橋田賞を受賞するなど、芸人にとどまらずマルチな活躍をみせるバカリズム。それでもなお、一人コントを披露する『バカリズムライブ』やさまざまな案を披露する『バカリズム案』を現在に至るまで開催しつづけており、お笑い芸人としても現役バリバリである。

 

アンケートでは《お笑いを知っているから》《笑いのセンスを感じる》《コントの天才だから》とお笑いの腕を評価するコメントが相次いだ他、すでに今年2月に行われた『IPPONグランプリ』では、松本の代わりにチェアマンを務めていたため《イッポングランプリでも代役をしていたから》との声もあがった。

 

さらに、‘22年からは「R-1グランプリ」の審査員も務めており、ぶれない採点と辛口ながら的確なコメントに賞賛が集まった。それを受けてか、今回のアンケートでも《的確な意見を言ってくれそう》《コメントが的確》との意見が寄せられた。

 

そんな”コントの天才”バカリズムを抑えて1位に選ばれたのが、「ウッチャンナンチャン」の内村光良(60)だ。ダウンタウンと同時代に、お笑い界を牽引してきた存在であるウッチャンナンチャン。内村は松本とも「ウッチャン」「松ちゃん」と呼び合う関係性だ。

 

アンケートではバカリズムの倍の得票を獲得しており、《松本人志氏と同世代で現在でもコント番組をしている。実績とキャリアから相応しい》《松本さんと同世代で、確固たる地位を築いていると思うから》《ベテランで番組企画にも関わっていると聞くので、やり手の芸人さんで審査員として納得感があるため》と”格的”に申し分ないとの声があがった。

 

『笑う犬シリーズ』(フジテレビ系)『爆笑レッドシアター』(同)など数々のコント番組を手掛けてきた内村は、「最もコントを愛する芸人」と呼ばれるほどコントへの造詣が深い。現在もコントバラエティー『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK総合)に出演するほか、’17年からは毎年コントなどを披露する「内村文化祭」を開催しており、今年も10月から11月にかけて「内村文化祭’24 還暦」が行われる。

 

アンケートでも、《コントにおいて内村光良の右に出るものはいないと思うから》《コント職人のベテランだから》《昔からコントつくりをしていて、コントを愛している気がするので》と内村のコント愛を信頼する声が相次いでいた。

 

松本が不在となる以前から、キングオブコントの審査員になってほしい!との熱望が注がれていた内村。ついに今年、審査員として登場する姿を目にすることができるかもしれない。

 

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出典元:

WEB女性自身

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