9月23日からNHK BS・BSプレミアム4Kで再放送が始まった朝の連続テレビ小説『カーネーション』。’11年後期に放送された同作は、大阪府岸和田の呉服店に生まれたヒロイン・小原糸子が20歳で洋装店を開業し、夫の死や3人の子育てといった波乱を乗り越えていくストーリーだ。
朝ドラ屈指の名作とも謳われる同作は、開始早々すでに大きな反響を呼ぶことに。3話目が放送された25日には、《カーネーション再放送嬉しくて初回から見てる》《なんだこれ、なんだこれ。まだ3話しか見てないのに、繰り返して見てる。今日も新しい話が見られるという心浮き立つ朝。面白いドラマを毎日少しずつ。朝ドラの良さってこれだよなあ…》《毎日短編小説を味わってるような上質で豊かな気持ちになれた唯一無二の朝ドラ》と絶賛する声がXで相次いでいる。
夏木マリ(72)を筆頭に宝田明(享年87)、國村隼(68)、十朱幸代(81)、小林薫(73)といった名優らが出演し、綾野剛(42)のブレイク作でもある『カーネーション』。そんな同作のヒロインといえば、尾野真千子(42)だ。
‘11年3月に行われたヒロイン発表会の際、「朝ドラに出たくて何度もオーディションを受け続けて……。今年、30歳になる年に夢が叶った」と語っていた尾野。朝ドラ以降、’13年にはドラマ『最高の離婚』(フジテレビ系)や是枝裕和監督(62)の映画『そして父になる』に出演。’14年の『極悪がんぼ』(フジテレビ系)で月9ドラマ初主演を果たし、’21年の主演映画『茜色に焼かれる』では「第95回キネマ旬報ベスト・テン」主演女優賞を受賞。そして現在放送中の朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)では語りを務めている。
俳優業に精力的な尾野。しかし、実は“まさかの姿”がーー。というのも沖縄に移住し、俳優業のかたわら現地の飲食店で女将をしているのだ。
ことの発端は結婚だったという。’21年7月、沖縄県の企業で代表取締役を務める男性との結婚が『NEWSポストセブン』によって明らかになった尾野。今年7月に放送された『あさイチ』(NHK総合)では沖縄県今帰仁村に移住したことを明かし、女将を務める「昭和居酒屋 北山食堂」を紹介。そして「もともと主人がやっているところなんですけど、前にやっていた人が辞めちゃって。『じゃあ、私やってみようかしら』と思って。今やってるんですけど」と女将になった経緯を明かした。
その際、「私いる時はお店に出たりとか、なんなら盛り付けとか。いろんなことするんですよ」と語っていた尾野。実際、「北山食堂」のInstagramを覗くと9月11日、《昨日もたくさんのお客様のご来店ありがとうございます!最近雨が多いですが、当店が楽しい思い出のひとつになっていただけたら幸いです》という投稿とともに、尾野が来店客と笑顔で写真に映る様子がアップされている。
俳優と女将という、二足の草鞋を履く尾野。公私共に、順風満帆といえそうだ。