■仕事への影響がないなら別れなくても良い?
とはいえ、一般的に芸能人の場合、現実問題として仕事や関係者との折り合いをつける必要があります。それも斉藤さんの場合は、現状クリアしているとも言えます。
彼女の不倫に対して所属する東宝芸能は、一部報道によると“個人の問題”と割り切った対応をしているとも言われています。それを裏付けるかのように、一時は掲載がされなくなった、所属事務所が毎年発行している『東宝カレンダー』も、21年からは復帰をしています。ここからも、事務所としてもお咎めなしかつ、見放さないスタンスなのがわかります。
仕事についても、現在まで出演オファーは継続しています。直近は10月18日より公開予定の映画『徒花-ADABANA-』や、10月期ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)への出演が決まっています。
社会的な制裁がこれ以上ないことがわかったのであれば、“名誉挽回”のための行動を取る必要もない、と考える割り切り方もあるのかもしれません。
斉藤さんは過去には以下のような発言もしています。《今となっては笑い話ですが、ずっといじめられっ子で、やむにやまれず自分が異質の存在であるということに向き合い続けてきたんです。それで、悟りました。なんであれ、人は過剰な部分と欠落した部分を併せ持って生きていくしかないのだと》(2022年12月東京カレンダーインタビューより)
自ら欠落した部分を持つと語る斉藤由貴さん。彼女の女としての生き様は今後どうなっていくのでしょう。思わず気になってしまうものですが、それこそが彼女の魅力なのかもしれません。
(文:おおしまりえ)