俳優の竹内涼真(31)が主演を務めるAmazon Originalドラマ『龍が如く ~Beyond the Game~』の世界独占配信が10月25日からスタート。同作は大ヒットゲーム「龍が如く」シリーズを基にした実写ドラマで、配信前から大きな注目を集めていたが、公開後に原作ファンからの酷評が続出している。
今回のドラマ版は原作をベースにしたオリジナル脚本で制作された。舞台は95年と05年の東京・神室町(歌舞伎町がモデル)で、正義感に溢れ、過酷な運命を背負った伝説の極道・桐生一馬役を竹内が、桐生と兄弟同然に育ち、後にライバル関係となる錦山彰役を賀来賢人(35)が演じる。
原作の登場人物も多数登場する実写版だが、ドラマ化に合わせてキャラクターの性格やシナリオに変更が加えられているためか、原作ファンからは《タイトル詐欺もいいとこだよ》《何コレすぎる》などといった怒りの声がXで多くあがっている。
《龍が如くのようなドラマを見て虚無ってる。私の桐生ちゃん返してー!》
《「この作品は龍が如くからインスピレーションを受けて作られたオリジナルドラマです」ぐらいなことを冒頭で言ってくれればよかった。ゲームとは別物と言いながら龍が如くであろうとするから嫌》
《龍が如くのドラマ1話だけみたけど、これ龍が如くって名乗ったらあかんやろw全員キャラ崩壊してるしw》
《ドラマ版龍が如くほんとに1話目から見てらんない そんくらい原作と違くて笑う》
「原作ファンが一番怒っているのは、原作からかけ離れたキャラクターの描き方です。たとえば原作で桐生は、育ての親である風間という暴力団組長の生き様を尊敬して極道になったのですが、ドラマでは伝説の地下格闘家の強さに憧れて極道の道に進んだことになっています。ドラマ内の『俺は堂島の龍になりたいんです』という重要な台詞についても、《桐生はそんなこと言わない》とツッコまれてしまう始末です。
また、キャストが発表された当初から、竹内さん演じる桐生のビジュアル面に対しても心配の声が寄せられていました。今作に向けてかなりハードな肉体改造をしたそうですが、公開後も《若すぎる》《線細すぎ》などと厳しい声があがっているようです。ただ、ゲームのキャラクターを実写で完全に再現するのは不可能ですから、そこは少し気の毒ですね……。
そもそも原作ゲームの開発、制作を手掛ける『龍が如くスタジオ』の代表はドラマ版について『一番恐れていたのはモノマネをされる』ことだったと話しています。主要キャストの竹内と賀来についても、『二人の演技は正直言うと原作の桐生と錦では全くないです。でも、だから良いんです』と強調しており、ゲームとは完全に別物であることに注意が必要です」(芸能関係者)
10月25日と11月1日の2回に分けて、各3話ずつの全6話が配信される同作。この後すぐに配信される後半3話で果たして巻き返すことはできるだろうか。