11月12日から現在関東ローカルで再放送されている、唐沢寿明(61)が主演を務めるドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)。
故・山崎豊子氏が60年代に発表した同名小説が原作の『白い巨塔』は、欲と権謀渦巻く国立大学医学部を舞台に人間の業を描いた社会派医療ドラマ。これまで国内では5回にわたってドラマ化が行われてきたが、現在再放送されているのは’03年に放送されたものだ。
そんな同作に出演していたのが、木村多江(53)だ。日本一不幸が似合う女優と称される木村は、ドラマの中で製薬会社のやり手営業・林田加奈子を演じている。今から約20年前の木村の姿にXではこんな声が上がっていた。
《木村多江さん可愛い》
《白い巨塔 いいよ いいよ 唐沢寿明 西田敏行 そして美しすぎる矢田亜希子 抜群の存在感に高畑淳子 木村多江も綺麗だわ~》
《休憩室で流れる唐沢版白い巨塔の再放送、木村多江の演技に一瞬で惹きつけられた》
14日に放送された第5話では、江口洋介(56)演じる里見脩二が、林田に手術や抗がん剤の効果も期待できない末期がんであることを告知する場面があった。
がんであることを知った林田は「私は、よく知ってるのよ。がんになった人が、どういう死に方するのか!」と激昂し、里見に物を投げつけて号泣。「私、早くに家族を亡くしたの。だから、家族はいません。仕事ばかりしてきたから、恋人もいません。ライバルはいても、友達もいません」と明かし、「里美先生……。私が、そうなった時、そばにいてくれますか? せめて、信じられる人に看取られて……。死にたいんです」と言い泣き崩れた。
末期がんを突きつけられた女性の複雑な心の機微を、迫真の演技で表現してみせた木村。Xではこの名演に、感動する声が相次いだ。
《このシーンはあかんわ。(泣) なかなか女優さんが鼻水垂らすことなんてないからなあ》
《白い巨塔 再放送、思わず観てしまった 木村多江さん演じる林田加奈子がん告知シーン、もらい泣きしてまう》
《木村多江と江口洋介のやりとり 何度観ても涙と鼻水が止まらない》