■自分の力でどこまで土台を作ってきたか
辻希美さんの長女の希空さんを始め、最近はネット発の二世タレントが増えています。
時代の流れだなと感じる一方で、彼ら彼女らが批判を浴びるかどうかは、大々的なデビューまでの準備期間に、親をどこまで介在させたかが重要なポイントとして挙げられます。
希空さんであれば、キッカケは親のYouTubeチャンネルだったとはいえ、その後自身の特技であるお菓子づくりに特化したInstagramを開設。現在は62万フォロワーを獲得する活躍ぶりです。またTikTokでの活動も顔出しをしない頃から行なっていて、すでにファンを獲得済です。今さら顔出し&事務所に所属して「ちゃんと活躍します」と宣言しても、親の七光りといった批判が集まる状態ではないのはわかるでしょう。
蘭丸さんについても、親の名前を隠してYouTuber、TikTokerとして活動してきたほか、自身で事業を行うなど、すでに独り立ちしている印象があります。そのうえで、二世であることを明かしても、これらの実績はやっかみの対象とはなりにくいです。
一方で比較対象として挙げられるのが、木村拓哉さんと工藤静香さんの娘であるKoki,さんとCocomiさんです。彼らはもともとデビューを大々的に行う目的で、それまでSNS等で一切の露出がなされていませんでした。
デビュー時は大きな注目を集めたものの、本人たちの魅力が親の名前のインパクトほどには伝わりませんでした。そのため、親の名前やアシストが情報として独り歩きすることとなり、現在も一定の層からは批判的な目で見られているのは言うまでもありません。