元丸の内OLで高級車を複数保有するチャンネル登録者数32万人の“車系YouTuber”「あま猫」氏が投稿した動画が波紋を呼んでいる。
12月15日、あま猫氏は自身のYouTubeチャンネルを更新。「【危険】豪雪の北海道、女ひとりで車中泊したら車内に閉じ込められてしまいました。」と題した動画を公開した。
北海道を訪れたあま猫氏。今回の動画ではSUBARU WRXに乗って、雪道ドライブに加え雪の中での車中泊に挑戦するという。
今回の企画について「ただでさえ車中泊に向いている車ではないのにも関わらず、一番難易度の高い雪の中の車中泊を決行するというかなり強硬なスケジュール」と述べたあま猫氏。極寒車中泊にチャレンジするため、ホームセンターで車中泊に必要な物資を買い込んだという。
車中泊ができるRVパーク倶知安までのドライブ道中、車内の外気温計の表示が「マイナス2度」となり、「これ本当に車中泊して大丈夫かな」と不安を募らせる場面もあった。
日没後に雪の降り積もったパーキングに着くと、電気毛布や湯たんぽなど、小型のセラミックヒーターなどを準備。パーク内はアイドリングが禁止なので外部電源を使用していた。RVパーク倶知安はトイレや風呂、サウナ、ランドリーなどもついた車中泊可能な施設だが、この日のパーキングの予約者はあま猫氏のみだったという。
あま猫氏は夕食のラーメンを食べながら、「環境的には結構過酷だと思うんですよ。今私がいる倶知安町、現在の気温がマイナス3度で最低気温がマイナス9度らしいです。眠りについてから、朝起きれるか、それが一番心配かも。そのまま深い眠りについてしまわないかがちょっと……。凍死しないよね流石に……」と環境の過酷さに言及。その後、電気毛布を敷いた後部座席で、寝袋にくるまって就寝した。
翌朝、「普通に爆睡かましてました」と快眠を報告したあま猫氏。しかし、車内は冷蔵庫並みに冷えていたといい、窓ガラスには雪が張り付いていた。
外の様子をチェックしようとドアを開けようとしたあま猫氏だが、ドアが開かず「嘘でしょ?」と驚いた様子。なんとかドアを少しだけ開けると、なんと扉の真下まで雪が積もっており、それ以上は開けることができない。あま猫氏が隙間から外に出て車の様子を見てみると、車体全体が雪ですっぽり覆われていた。
その後、施設で借りたスコップで車の周りを雪かきし無事に発車することができたあま猫氏。動画の最後には「流石に雪国だから、防寒用具ないとダメだなと思って、いくつか用意はしてきたんですけど。ほんと、電気毛布もカイロもセラミックヒーターも寝袋も全部あってよかった。どれか一つでも欠けていたらもしかしたら私、朝起きていなかったかもしれないですね」といい、冬の車中泊は凍死しないように防寒用具を持って安全に挑戦するよう呼びかけていた。
雪の車中泊を楽しんだあま猫氏に対し、視聴者からは無事で良かったと安堵する声が寄せられていた。いっぽうで、今回の挑戦を無謀だと諌めるコメントも多く寄せられている。
《北海道のしかも倶知安舐めたら危険ですよ…乗用車で宿泊なんて命の危険が有りますよ下手したら車すっぽり一晩で埋まっても不思議じゃないのでヤバいですよ》
《ちょっと無謀だな車中泊は命に関わるよ》
《車が雪に埋まると、とても危険です。実際私の後輩は大雪の降る車の中で寝てしまい亡くなりました。一酸化炭素中毒です。もうやめてね》
《この時期の北海道の車中泊は無謀ですよ ほんでもってミニスカートなんてもってのほかありえないですよ 観てる側の私の方が凍死しそうです》
「雪の中での車中泊とあって、マフラーに雪が詰まった状態でエンジンをかけることで起きる一酸化炭素中毒などを心配した人も多かったようです。今回のあま猫さんは、宿泊中はエンジンを切っていたのでその心配はありませんでした。
とはいえ、車が雪に埋もれて出れなくなってしまったり、施設の人に救助をお願いすることになる可能性も否めません。あま猫さん自身が、度々動画内で凍死を匂わせる発言をしていましたが、ファンがこのような挑戦は控えて欲しいと思うのも仕方ないでしょう」(WEBメディア記者)
ファンの肝も冷えたようだ。