■「全く覚えてないですよ」出入口で挨拶するおばあちゃんを無視した真相
ポッドキャストで冒頭のように謝罪したZAZYは「経緯を説明させていただきます」と切り出し、「もうそこら中でカメラ回ってて」「気にせず、いつも通り楽屋でいてですね」と密着取材が入った楽屋の状況を振り返った。
また、おばあちゃんの先輩にあたるZAZYだが、おばあちゃんとは仕事で一緒になったことはあったものの、ほとんど会話はしたことがなかったという。その上で、おばあちゃんがお煎餅を配るシーンで無視をしたことは「覚えています」と明言し、「プロとして良くない行為だった」と反省していた。
続けて「僕はおばあちゃんとそんな関係性ないし、ここでせんべいもらっても『ありがとう』って笑顔で、『おばあちゃんもこうやねん』みたいな(会話)とか、ようやらんなと思った」とし、「テレビに出るプロの芸人として愚かだったなと。もっと笑顔で『おばあちゃん、ありがとう』って。カメラ回ってるんだから、やるべきだった」と自らの行いを悔いていた。
いっぽう、出入口で挨拶するおばあちゃんを無視したことについては、「全く覚えてないですよ。あれに関しては」と否定。「これは言い訳でもなく、覚えてないなりの私の推察なんですけども」と前置きした上で、こう語った。
「僕とちょっと仲いい人やったら、あれが不機嫌じゃないっていうのはわかるやんか。デフォルトの無表情がめっちゃ不機嫌になるっていう。(表情が)終わってるだけで。で、仲良い方やったらわかると思うんですけど、僕って考え事してる時、ちょっと話しかけたぐらいだったら、なんも振り向かないじゃないですか」
「よく日常生活でもあるんですよ。後輩に限らず、スタッフさんとか。親もよくあるわ、親はもうわかってるから言えへんけど、親戚とか。それこそ地元の連れ、付き合い始めた彼女とかがなんか急に怒り出して『え?』って。『無視すんなよ』とか、『無視したよ』とか。これが36、7年生きてて、むちゃくちゃあるんです。たまたまカメラに収められて、それが放送されてしまった」
おばあちゃんとは関係性が築けていなかったことから、会話することができなかったというZAZY。また考え事に集中するあまり、出入口でおばあちゃんが挨拶していることにも気付けなかったようだ。
そんなZAZYは自らの“不機嫌に見える顔”を気にしているようで、「もう、ほんまにね、もう縫いつけてほしいわ。俺の口角を、耳の上とかと。この“への字口”、めっちゃ嫌やねん」と強調。今回批判を集めてしまったことについても、「あれ、多分ニコニコしてたらさ、まだこんなに炎上してないと思うねやんか。俺の口角を耳の上とかに誰か縫いつけてくれ、ほんまに。嫌すぎる、ちょっともう」と嘆いていた。
ZAZYの釈明はネットニュースでも取り上げられ、コメント欄ではZAZYの説明に《挨拶は基本中の基本でしょ?》《人として挨拶は必要だよね》といった指摘が。だがそのいっぽうで、理解を示す声も上がっている。
《私も確かに集中してると周りが見えなくなります。悪気無いのじゃないかな?》
《自分もそうだし普通の人達も何か考えている事あると全く言葉が聞こえない時はあると思う。無視と言うより本当に気付かなかっただとは思う》
《ちょっと不憫になってきた。常に気を張ってるのも大変なのは確かだし。今度おばあちゃんに会った時に笑顔でお話できるといいですね》
