【『あんぱん』秘話6連発】共演者&スタッフ癒やす「北村匠海の直筆似顔絵ノート」、朝田3姉妹の「部屋の天井が低い理由」
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■吉田鋼太郎を「ダーリン」と呼ぶムードメーカー

 

家族がテーマの朝ドラだけに『あんぱん』朝田家はまさに“ニッポンの実家”のシンボルに。

 

「どんなにハードスケジュールでも笑顔を絶やさない今田さん、そして祖母・くら役を演じた浅田美代子さんが現場の雰囲気を明るくしていました。浅田さんはのぶ、蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)の朝田3姉妹が集まるシーンの撮影の合間には『今朝、何食べたの?』とさりげなく聞いて、家族の和気藹々感を自然に引き出していました。

 

現場でアドリブを連発する夫・釜次役の吉田鋼太郎さんを『ダーリン♡』と呼ぶなど、収録の合間は出演者もスタッフも思わず笑顔になってしまう発言が多く、今田さんも“ムードメーカー”と慕っていました」(前出・制作関係者)

 

■千尋役に「8キロ増量」をアドバイスした大河俳優

 

嵩の最愛の弟で、海軍に自ら志願して駆逐艦で戦死する千尋役を務めたのが、朝ドラ初出演の中沢元紀(25)。秀才かつ柔道黒帯の腕前を持つ千尋を演じるにあたり、体重を8キロ増やしたという。

 

「筋肉質な体に改造するため、約2カ月弱、毎日ジムに通ったと話していました。実は中沢さんが所属する事務所の社長は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演した小栗旬さん。中沢さんから助言を求められた小栗さんは“黒帯の千尋に説得力が出るよう徹底的にトレーニングをすべき”だと筋力増強を勧めたといいます」(前出・NHK関係者)

 

■「朝田3姉妹の部屋」も「柳井兄弟の部屋」も天井が低い理由

 

のぶの結婚前、朝田3姉妹がみんなで暮らしていた部屋、そして柳井兄弟の部屋も、居間と比べると明らかに天井が低いように映る。これにはワケがあった。

 

「気象庁発表の統計データで、高知県は台風上陸数が鹿児島県に次いで2位。そのため台風対策として、県内の建物は昔から2階を低めに設計することが多いのです。朝田家も柳井家も子供たちの部屋は2階にあります。ですから天井が低く映るのはそうした高知の建築事情を反映しているからなのです」(前出・制作関係者)

 

■壮絶な戦争シーンを癒した北村匠海のマル秘手書きノート

 

やなせたかしさんの生涯を描くうえで、壮絶な戦争体験を描くシーンは必須だったという。

 

「やなせさんは日中戦争中の’41年、21歳で徴兵され、出征した中国では飢餓との闘いだったとか。そのため劇中では物資の不足から兵士への食事が乾パン3枚から1枚に減らされ、最後はタンポポの根まで食べるという演出となりました」(前出・NHK関係者)

 

過酷な戦闘シーンを演じるうえで、出演者たちも奮闘していた。嵩の友人・辛島健太郎役の高橋文哉(24)は1週間で5キロ減量を告白。各メディアのインタビューでこう語っていた。

 

《戦争中は芋を1日に1本しか食べられなかったとお聞きして、そこから自分も、干し芋を1日1枚食べるという生活を3日くらいやっていました》

 

そして北村も一時期絶食してこの撮影に臨んだという。

 

「昼食は乾パン1枚で、水もできる限り控えたそうです。撮影前は走り込んで汗を流し、全身から水分を抜くように追い込んだと聞きました」(前出・NHK関係者)

 

そんな緊張感あふれる収録を和ませたのは、撮影現場にあった1冊のノートだったという。

 

「芸術学校出身の嵩とリンクするように、北村さんも小学生時代から絵画教室に通い、美術を習っていたんです。そんな共通点もあって撮影現場に置いてある、誰もが自由に書き込める“収録現場ノート”に、北村さんはときどき、共演者やスタッフの似顔絵を描いていました。その絵にみんな癒されていましたよ」(前出・NHK関係者)

 

残り3カ月もあらゆる仕掛けで私たちを楽しませてくれそうだ。

画像ページ >【写真あり】部屋の天井が低い朝田3姉妹(他5枚)

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