市川猿之助 両親が亡くなったリビングをリフォームしていた…生活費も借金の金欠ですがる「超人気マンガの歌舞伎化」
画像を見る 23年7月、保釈された猿之助は報道陣に向かって頭を下げた

 

■執行猶予期間の満了まで待っていられない

 

だが’25年1月に出版された歌舞伎のガイドブック『かぶき手帖 2025年版』には猿之助も紹介されている。梨園では役者としての復活が既定路線とされているようだ。

 

そんななか、彼は、現在大ヒット中の映画の歌舞伎版に再起をかけているという。

 

前出の歌舞伎関係者が語る。

 

「現在、猿之助さんは、人気漫画『鬼滅の刃』の歌舞伎バージョンの台本を執筆中だといいます。もともと、同舞台は猿之助さんの総合演出の下で『スーパー歌舞伎II 鬼滅の刃』として’24年に上演予定で、彼自身も出演するはずでしたが、事件によって中止になりました。

 

今夏に『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』の興行収入が280億円を突破したこともあり、この人気に乗じるためにも、台本に再び取り組んでいるようです」

 

猿之助の執行猶予期間が満了するのは、3年後の’28年。しかし、彼本人としては、そこまで待っていられないという心境のようだ。

 

「猿之助さんは、’14年に『スーパー歌舞伎II』を立ち上げ、’15年には『ワンピース』などのコラボ作品を実現させています。

 

前回の『鬼滅』の上演中止は、『スーパー歌舞伎II』が軌道に乗った直後の中断だったため、猿之助さんとしても非常に悔いが残っているようです。

 

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は三部作として構成されており、第二章以降の具体的な公開時期は未定ではあるものの、来年以降も『鬼滅』ブームは依然として続いていくと思われます。

 

そのため、同作の歌舞伎バージョンの再演に向けた猿之助さんの思いは並々ならぬものがあるそう。次回作の公開を目途に、台本に関しては来年までの完成を目指しているといいます。

 

ただ、執行猶予が明けるまであと3年あることから、舞台には立たず、あくまで裏方として関わることに徹することになるようです」(前出・歌舞伎関係者)

 

かつてのような華やかな生活に戻れる日は来るのか――。

 

画像ページ >【写真あり】8月中旬、取材を申し込むも傘で完全ガードの猿之助(他9枚)

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