■「夫に協力してもらうつもりはない」
しかしいっぽうで、近年の志穂美は、自身の趣味などに専念するように。’10年から「フラワーアートデザイナー」としての活動を開始。そして昨年6月には、“鬼無里まり”という名前でシャンソン歌手としての活動をスタートさせた。
歌手活動をはじめた真意を、志穂美はこのように語っている。
《結婚生活では修羅場も味わいましたが(笑)、そんなものはどこにもあるはず。その経験は長い年月とともに「宝」と変わる。また変えなきゃいけない。 今なら歌える! 歌いたい! 魂がそう叫びだしました》(「ゆうゆうtime」2024年11月配信)
今年10月に70歳を迎える志穂美。“再出発”を目指す彼女は周囲にその意気込みを明かしているという。
「今回の報道の少し前に、志穂美さんから『来年6月にJACの同窓会をやりたい』との申し出があったのです。
ですが、これは“故・千葉真一さんを偲ぶ会”といったものではなく、彼女本人としては、あくまでも“志穂美悦子の古希の会”として考えているようなのです」
そう話すのは、志穂美の知人だ。
「志穂美さんがそういった提案をするのは、’85年にJACを卒業してから初めてのことです。一般の方も集客する意向だそうで、CDなどの物販も予定されており、かなり大きなイベントを想定しているようです。
ただ、いっぽう『夫(長渕)に協力してもらうつもりはない。彼にはこの話を絶対にしないで』とも言っていました。つまり、この会には長渕さんをいっさい関わらせないということでしょう。
志穂美さんとしては70歳という節目を、“長渕剛の妻”ではなく、“志穂美悦子”として迎えたいと考えているのだと思います」
夫は“出禁”のイベントを計画中の志穂美。ようやく自分が“人生の主役”になることを決心したのか。
車で帰宅した志穂美に本誌が取材を申し込むと「(不倫騒動については)何も話すことはないですよ」と拒否の姿勢を見せた。
しかし、「芸能界復帰の予定などを聞かせてくれませんか」と尋ねると「復帰って、どういうこと?」と、サイドウインドーを下げて話を始めた。
――70歳を迎えるのを機に、芸能界復帰を決めたのでしょうか?
「私自身は辞めていたつもりはないんですけどね。以前からシャンソンを歌いたいなあと思っていて、最近本格的に活動を始めたんです。それを芸能界復帰といえば、そうなるかもしれませんね」
――今後はどのような活動を?
「9月23日には銀座で、加藤登紀子さん(81)とも同じ舞台に立って歌います。これからも応援してくださいね。
暑いのにずっと待っていてくれたのね、お疲れさま」
サングラスを外して笑顔を見せた志穂美は、車内から栄養ドリンクのユンケルを取り出し、記者に手渡して自宅に帰っていった。
長渕の妻として光り輝くことを禁じられていた志穂美は、新たなスタートを切ろうとしている――。
画像ページ >【写真あり】07年、夫婦並んで歩く長渕と志穂美(他5枚)
