秋ドラマのシーズンがついに始まった。往年の長寿ドラマや山本周五郎賞受賞作品を原作としたドラマまで幅広い作品が揃っている今シーズン。初回から注目を集めた作品が目立った一方で、残念ながら視聴者の心を掴みきれなかった作品もあったようだ……。
そこで本誌は、WEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~70歳の「ドラマを週に1回以上見る」という男女500人を対象に「初回でガッカリした秋ドラマ」についてのアンケート調査を実施した。
第3位は『相棒 season24』(テレビ朝日系)だ。
水谷豊(73)演じる杉下右京と寺脇康文(63)演じる亀山薫の黄金コンビが送る、シリーズ誕生25周年を迎えた長寿ドラマ。初回放送では右京が身分を隠し、人間国宝に弟子入りするシーンから始まるという破天荒な導入がネットを騒がせた。
アンケートでは
《マンネリ感が否めない》
《代り映えしない》
《新しさがなくストーリー展開が予想できて飽きた》
など、長寿作品ゆえにマンネリを感じてしまう視聴者もいたようだ。
第2位に選ばれてしまったのは『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系)。
“闇に埋もれてしまう犯罪”を暴き、解決する『絶対零度』シリーズの第5シーズン。沢口靖子(60)演じる最年長刑事・二宮奈美が、匿名・流動型詐欺やサイバーテロといった“犯人の見えない犯罪”に挑むドラマだ。フジテレビ制作ドラマでは35年ぶりとなる沢口の主演も話題を呼んだ。
アンケートでは
《どうも科捜研の女のイメージがつよすぎ》
《前回の絶対零度とだいぶ違う作品になっていたから》
《今までのシリーズと感じが違う感じで、違和感がある。 全く別のシリーズでよかったのではないか?》
など、これまでのシーズンとは様子の違うストーリーに違和感を覚えた視聴者が多かったようだ。
そして残念ながら第1位に選ばれてしまったのは『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)だ。
三谷幸喜(64)が脚本を手掛け、菅田将暉(32)が主演を務める本作。三谷自身が学生時代に体験した実際の出来事を基にした完全オリジナルの新作ストーリーだ。作品の内容だけでなく、二階堂ふみ(31)や神木隆之介(32)、浜辺美波(25)など豪華なキャスト陣にも注目が集まっていたが――。
アンケートでは
《始まる前に話題になりすぎたのと、ハードル上げすぎてたので、がっかり。出演者も豪華なのにもったいない》
《つまらない。登場人物が多すぎて、人物関連を追うのに疲れる。それなのに、肝心の話に動きがなく、製作費の無駄遣いと思った》
《出演者が豪華で三谷幸喜作品ということで期待が大きかったので、期待までの面白さがなかった》
など、前評判が良すぎただけに、視聴者のハードルを越えられなかった様子がうかがえた。
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