2025年もあっという間に半分が終了。アメリカではトランプ大統領が返り咲き、日本では55年ぶりに大阪で万国博覧会が開催されるなど、数え切れないほど大きなニュースがあった。そこで、本誌が目撃してきた2025年のスクープのなかでも、とりわけ反響の大きかったものを改めて紹介する。
芸能界を引退してからは、歌手ではなくキルト作家として長きにわたり作品を制作してきた百恵さん(66)。ことし3月のキルト展で新作を発表した際には、会場で“ある贈り物”が目撃されていたのだが、実は紀子さまによるものだったという。二人を繋ぐ、キルト教室を通した“意外な関係性”とは。(以下、女性自身2025年1月21日発売号)※年齢は掲載当時のママ
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3月24日から29日にかけて開催されていたキルト展で、三浦百恵さん(66)の新作が発表されました。水色地に大きな花柄がベースになっているキルトで、中央にはデンマーク伝統の白糸を用いた“ヘデボ刺繍”が施されています。外枠を飾るのはバラ柄で、全体の色みはパステルカラーでした」(キルト展に来場した女性)
芸能界引退後の’87年ごろから40年近くキルト作品を制作している百恵さん。今回の「鷲沢玲子の『キルトフェスタ2025』」でも百恵さんが制作した、横136cm・縦182cmの大きなタペストリーがひときわ目を引いていたーー。
彼女の才能を、日本を代表するパッチワークキルト作家で恩師の鷲沢玲子さんが絶賛している。
《キルト作りには性格が出ると言われます。「目立ちたい」「格好良く見せたい」という気持ちが前面に出てしまう人も少なくないなか、三浦さんの作るキルトは、これ見よがしなところが一切なく、とても優しい。それでいて時々ハッとするほど個性的な配色を見せるところは、さすが華やかな世界で生きてこられた方だと思います》(『婦人公論』’19年11月12日号)
今回のキルト展で新作『記憶のかけら』を発表した百恵さんは、展示品を紹介する図録に、こんなコメントを寄せていた。
《ヘデボ刺繍をたくさん取り入れた、表情のあるキルトを作りたいと思いました。布と刺繍糸の色、静と動を感じる布の取り合わせの妙でしょうか。不思議とどこか懐かしさを感じるキルトになりました》
百恵さんは長年、「キルトフェスタ」が開催されるたびに出品を続けてきた。
今回、会場の入口にはお祝いの花が3つ飾られていた。2つは鷲沢さんのキルト関係者からのもの。もう1つには立て札が飾られていなかった。だがキルト教室に通っていた生徒が言う。
「この祝い花の贈り主は、紀子さまだと伺っています。会場にお花を届けられたそうです。ピンクや黄色の花々と、その中央に濃いピンクと白色の一輪のチューリップが存在感を放つ素敵なブーケですよね。
紀子さまは百恵さんのタペストリーも図録でご覧になっていたと伺いました」
