■「答え合わせ」発言に日テレは強い不信感
局からの呼び出しの際は録音も禁じられたことも明かした会見に日本テレビ側は「誠に遺憾であり強く抗議いたします」と猛反発。テレビ局関係者はこう語る。
「もともと8月に国分さん側から謝罪の申し出がありましたが、局は“時期尚早”として断っています。それなのに今回、『答え合わせ』という文言を繰り返す国分さん側に局は強い不信感を持っていると聞きました。一部報道では、国分さんは聴取で女性スタッフ2人に対してセクハラ行為があったことを打ち明けたそうです。局としては『答え合わせ』をしたら被害者たちの身元が関係各所に知れてしまい、今後彼らがテレビ業界にいづらくなってしまうのでは……と懸念しているようです」
制作関係者もこう証言する。
「日本テレビは数年前から民放キー局の中でもコンプライアンスに最も厳しいことで有名です。個人情報保護や機密情報の扱い方などの研修は社員だけでなく、制作会社などの出入り業者を含めた関係する全フタッフに定期的な受講が義務付けられています。きちんと理解しているか、研修の最後にテストまで行われます」
日本テレビ側は会見を強行した国分に対して、さらに厳しい対応をすることも予想される。それなのに国分はなぜ、今回行動に移したのか。彼の知人はこう語る。
「体育会系で亭主関白な面もある国分さんは、いわゆる“昭和のオヤジ”的気質かもしれません。
ただ、彼は娘2人を溺愛しています。この会見は自らの芸能活動再開が最大の目的だと考えている人も少なくないとは思いますが、彼にとっては“これ以上、娘たちだけには迷惑をかけたくない”という思いが強かったようです」
15年、元TBS局員の妻と結婚した国分には現在9歳と7歳の2人の娘がいる。
「オフの日は自宅で神経衰弱などのカードゲームを家族で楽しむのが至福の喜びだったそうです。以前、松岡昌宏さんから北海道のお土産を贈られた国分さんはお返しとして、娘さんが『松岡くん、ありがとう』と感謝を伝えるビデオメッセージを送ったら、松岡さんが泣いてしまったことがあったとか」(前出・テレビ局関係者)
前出の知人によれば、国分は今回、30年来の仲である先輩・中居正広(53)をあえて反面教師としたのではないかという。
「2人は年に数回、飲み会を開催していた友人でもありました。国分さんは自らのラジオ番組で“腹を割って話せる先輩”として中居さんの名前をあげていたほど。中居さんの巧みなトーク術を学んでいたのは間違いありません」
だが、中居は昨年末に女性トラブルが発覚し、今年1月に芸能界引退を発表した。
「中居さんは双方の守秘義務を理由に会見することなく芸能界を去りました。応援していたファンのために“格好悪い姿”を見せたくない思いもあったのでしょう。
しかし、国分さんは謝罪会見をおこなって世間に頭を下げる茨の道を選びました。自分がどうなろうと“僕には娘たちがいるから”と腹をくくったのかもしれません」(前出・知人)
国分は会見を忌避して引退した先輩・中居が選んだ道だけは拒絶したのだ。今回の会見では家族は別宅にいると明かしていた。会見を生放送した『ゴゴスマ』(TBS系)で石井亮次アナ(48)は「ご家族とももう会ってないのかな」と話していたが……。代理人の菰田弁護士にその真相を聞いた。
「それは私の口からは……。ただ、ちゃんと(家族との)意思疎通はできております。そういう心配はないと思います」
会見により、国分一家の未来は変わるのか――。
画像ページ >【写真あり】国分が裏の顔を隠して訪れていた場所(他15枚)
