星野源(写真:本誌写真部) 画像を見る

12月16日、シンガーソングライターで俳優の星野源(44)が『第76回NHK紅白歌合戦』に出場することが発表された。今年ソロデビュー15周年を迎えた星野の一年が大舞台で締め括られることに、ファンはホッと胸を撫で下ろしているようだ。

 

2015年から10回連続で紅白へ出場していた星野。11回目となる今回は事前収録による「特別企画」での出場で、披露する楽曲は今年発表したアルバム『Gen』に収録された『創造』だ。同曲は世界的人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」35周年のテーマ曲として提供されたナンバー。任天堂ゲーム機の起動音やゲーム内サウンドが曲中に散りばめられていたり、歌詞に任天堂が大切にしている言葉が組み込まれていたりするなど、任天堂とマリオへのリスペクトに溢れた楽曲となっている。

 

星野がパフォーマンスをおこなう場所は、京都にある「ニンテンドーミュージアム」。任天堂が生み出してきた娯楽の歴史を体験できる施設で、アーティストがパフォーマンスをおこなうのは初めてのことだ。任天堂との信頼関係ができている星野だからこそのパフォーマンスに期待を寄せるファンは多い。いっぽうで、星野と紅白という組み合わせに、昨年の“不穏”な出来事を思い出すという声も。

 

「昨年12月23日、星野さんが『紅白』で披露する楽曲が『地獄でなぜ悪い』だと発表されると、その選曲に批判が集まりました。というのも同曲は2013年に公開された、映画監督・園子温氏による同名映画の主題歌だったためです。園氏は2022年4月に性加害疑惑(2024年に報じた出版社と和解が成立)が報じられており、一部のファンから『紅白』で同曲を歌唱することは“二次被害”にあたるとの声が相次いで寄せられました」(スポーツ誌記者)

 

こうした批判を受け、3日後の26日に2010年リリースのアルバム収録曲の『ばらばら』に曲目が変更されることが発表された。その際、星野は公式サイトで『地獄でなぜ悪い』について、《星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です》と説明。

 

いっぽうで、《この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません》と決断の背景をコメント。ネット上には《行き過ぎた批判》という意見もあり、賛否が大きくわかれることとなった。

 

「本番で星野さんはNHK局内の別スタジオから中継という形で出演したのですが、司会からの呼びかけに対してリアクションは少なく、表情も硬かったです。パフォーマンスは、ギターを抱えて座る星野さんがややうつむき加減で約15秒沈黙したところからスタート。演奏中も一切笑顔を見せることはなく、無表情で歌い続けました。

 

星野さんといえば、『紅白』ではこれまで明るく笑顔でパフォーマンスを披露することが多かったため、例年とは違うかなり異質な姿に。ネット上では《怒りと絶望に満ちた表情》《曲変更は本意じゃなかったのかな?》などと星野さんの気持ちを慮る声が多くあがりました」(前出・スポーツ誌記者)

 

星野の紅白出場が発表されると、Xでは昨年の騒動が未だ記憶に新しいファンから安堵の声があがっている。

 

《星野源さん紅白出場するんだー!ホッとしたよ……》
《紅白出てくれるんだ。寛容すぎるでしょ》
《ニンテンドーが絡む特別企画だから出てくれた説あるな……》
《え、いいの?正直もう出ないと思ってた!心広いな》

画像ページ >【写真あり】昨年、賛否を呼んだ当初の曲目(他7枚)

出典元:

WEB女性自身

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