(写真:スペーディ社HPより、笑顔の福田淳氏) 画像を見る

師走に入り、業界関係者の間でにわかに話題となっているのが、元STARTO ENTERTAINMENT代表取締役の福田淳氏(60)だ。

 

ジャニーズ事務所創業者の性加害問題を受け、新会社として設立されたSTARTO ENTERTAINMENT。その代表取締役に福田氏が就任したのは、’23年12月のことだった。金髪のオールバックという個性的なルックスも相まって、当時は大きな注目を集めた。

 

就任から1年半が経過した’25年6月、福田氏は定時株主総会をもって代表取締役を退任。しかしその後、12月15日にWEBメディア『内外タイムス』の客員編集長に就任、さらに同月19日にはラジオ放送局『InterFM897』の社外取締役に就任したことが相次いで発表された。

 

「なかでも業界内で驚きの声が上がったのが、内外タイムスの客員編集長への就任です。‘09年に倒産した内外タイムスが突如“復活”したこと自体がニュースでしたが、その客員編集長に福田氏が就いたことは、同業他社の記者の間でも話題になっています」(出版関係者)

 

’49年に創刊された内外タイムスは、かつて関東圏を中心に発行されていた老舗の夕刊紙。その歴史はライバル紙・東京スポーツよりも古い。

 

「まだ携帯電話も普及していなかった時代、仕事帰りのサラリーマンにとって、通勤電車で読む夕刊紙は数少ない娯楽でした。芸能スキャンダルや事件、ギャンブル、風俗など、男性の欲望をストレートに映した紙面が特徴で、なかでも当時の内外タイムスは“ナイトライフ”に力を入れていたことで知られています。

 

それだけに、元創業者の性加害問題で存続の危機に直面した旧ジャニーズを救うため、新会社のトップに立った人物が、次の舞台としてこの老舗夕刊紙を選んだことは、業界関係者の間でも予想外でした」(前出・出版関係者)

 

内外タイムスの元社員は、福田氏が客員編集長に就任した背景について、次のように明かす。

 

「内外タイムスは廃刊後、WEBサイトのみを別会社が引き継いで運営してきました。そのサイトが約2年前、現在の経営陣に売却されたのです。その新経営陣側の一人に、ある女優の実兄であるA氏が名を連ねているといわれています。

 

A氏は、インターネット掲示板の元管理人として知られる人物です。今回の福田氏の客員編集長就任は、A氏との関係性から引き受けたのでは、との見方が業界内では広がっています」

 

本誌は福田氏が代表を務めるスピーディ社に取材を申し込んだが、期日までに返答は得られなかった。

 

スピーディ社の公式ホームページには、福田氏自身のコメントが掲載されている。

 

《「内外タイムス」が生まれ変わると言うので、客員編集長に就任した。かつての東スポの客員編集長ビートたけしさんの気持ちで引き受けました。UFOとか宇宙人とかのタブロイド誌のイメージね。

 

21世紀の現代。スキャンダルは売れない。私も散々スキャンダルで苦しめられたが、新しい内外タイムスは、知的興奮が得られるような提案型ジャーナリズムを目指してもらいたい。私は、コーナーで対談を毎月やらせてもらいます》

 

STARTO社長就任時には「古い芸能界を近代化させたい」と語っていた福田氏。老舗夕刊紙の“再生”を担う客員編集長として、どのような手腕を見せるのか――。

画像ページ >【写真あり】福田氏のモノマネをするニノ(他5枚)

出典元:

WEB女性自身

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