人気3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の新曲『シンデレラ』のミュージックビデオ(MV)が、インターネット上で大きな波紋を広げている。
同楽曲は最新アルバム『POPS』に収録されており、今回のMVはボーカルの大森元貴(30)が自ら企画・脚本、そして初監督を務めた意欲作として10月23日にYouTube等で公開された。しかし、主人公を“キャバクラ嬢”に設定したことがファンのあいだで波紋を広げている。
「物議を醸しているMVのストーリーは、夢と現実の残酷なギャップを描き出したもので、映像の冒頭では主人公の女性の幼少期が丁寧に描かれます。そこには、テレビに映る緑色のドレスを着たお姫様と王子様のダンスシーンに憧れ、両親からのサプライズで同じ色のドレスをプレゼントされて満面の笑みを浮かべる純真な少女の姿が。
しかし、大人になった彼女が身を置いているのは、夜の街のキャバクラ。豪華なドレスを着飾って笑顔で接客するものの、自分の現状に対する強い葛藤や虚無感を抱えている様子が生々しく描かれます。映像内には、ただの接客シーンにとどまらず、夜の世界の過酷さを連想させる際どい描写までが連続して盛り込まれていました」(Webメディアライター)
誰もが知る童話『シンデレラ』の幻想的なイメージと、夜の世界でお金や承認欲求に翻弄される女性の厳しい現実。その高低差を象徴するための演出だったようだが、Xではファンから《ミセスって未成年のファンも多いのにこういう感じなんだ》《バイトしながら歌手夢見る子とかじゃだめなん?》《女性としてなにに共感したらいいのかわからなかった》といった指摘が相次いだ。
「今回の炎上で、多くの人が脳裏に浮かべたのが、以前起こった新曲『コロンブス』MVの騒動だと思われます。‘24年に公開された同楽曲のMVは植民地主義や人種差別を連想させるとして公開からわずか1日で配信が終了しました。今回も同じような事態にならないと良いのですが……」(音楽関係者)
さらに波紋を広げているのが、公式YouTubeチャンネルで公開されたMVのメイキング映像内での発言だ。
「大森さんはこのメイキング動画で制作の裏側や自身の意図を語り、主人公の境遇について『ラブホ』や『体の関係』といった具体的なワードを挙げ、意図的にこの設定を作り込んだことを明かしています。
とりわけネット上で物議を醸したのが、大森さんが『夜職を辞めるということが、たぶん彼女にとっての救済じゃなくて、自分自身を認めるっていうのが、たぶん彼女の救済であるんです』とMVの主演女優に役柄の背景を伝える場面でした。
これについてX上では《大森さんが言うのは違うんじゃないかなぁ》《救済なんですか??》《一生“夜職“をすることがない側がこれを言うグロテスクさ》などといった指摘が。老若男女を問わず支持を集めるバンドなだけに、大森さんによる女性をめぐる生々しい描写や考え方に違和感を覚える人も少なくなかったようです」(前出・Webメディアライター)
とはいえ、YouTubeのコメント欄では、《まさかこの曲のMVで泣くとは思わなかった》《いいMVだよ》といったファンからの率直な感想も。こうした反響は、はたして3人にどのように届いているのだろうか。
