炎上をきっかけに、思わぬ注目を集めることもある。今年8月にタトゥーを入れた客を批判する発言で話題となった彫り師YouTuberが、今度は引退を表明。その理由に注目が集まっている。
10月28日、彫り師YouTuberのしげち氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。23年間続けてきた彫り師の仕事を辞める意向を明かした。
しげち氏は、8月4日に『彫り師歴20年「刺青タトゥー入れてる奴は全員バカです」』というタイトルの動画を投稿。プロのタトゥー彫り師が「タトゥーを入れてる人は99%バカ」と断じたことで話題になった。
動画内でしげち氏は、「怖い人」「頭悪い人」「ヤンキー」といった、入れ墨をした人に向けられる世間の偏見を列挙。それらを「おおよそ正しいです」と肯定し、自身の店に来る客層を「99%はバカです」と断言。「すごい民度低いです」と容赦なく切り捨てた。
しげち氏が根拠として挙げたのが、客とのやり取りだ。例えば、電話予約を受ける際に偉そうな態度で空き状況を尋ねられたり、あまりにも低い金額で施術を受けようとする人がいたりするという。また、「3件予約が入ったら1件は飛ぶ」といい、無断キャンセルや客と連絡がつかなくなることも日常茶飯事。挨拶がまともにできる客は1%に満たないそうだ。
この強烈な主張に対し、Xでは肯定的な声が上がった一方で、《お客さんの事馬鹿にしすぎ》や《そんな事ないと思いますよ偏見ですよ!》といった反発の声も。また、現役の彫り師とみられるユーザーからも《わたしのお客様は素敵な方しかいないので客層が違いすぎる》といった声が上がっていた。
この動画には、美容外科医の高須幹弥氏(51)も反応。自身のYouTube動画で「僕の美容整形の患者さんでもタトゥー入っている人多いですけど、皆さんめちゃくちゃ礼儀正しいですよ」とコメントする事態となった。
反響を受けて、しげち氏は8月11日に『刺青タトゥーのお客様を馬鹿にしたことを謝罪させてください』と題した“謝罪動画”を投稿。自身にも多数のタトゥーが入っていることから、「私もバカであると皆さまに分かってもらうためにこのような動画を撮らせていただきました」と説明した。さらに、その証明のためなのか、白地図に都道府県名を漢字で書き込む様子も実演していた。
しかし、28日に投稿された動画の説明によると、この騒動は思わぬ集客効果を生み出したようだ。この一件の後、店舗への問い合わせが急増。電話の件数は前月比666%増となり、予約は2年先まで埋まる事態になったという。
「ところが、本人は今入っている予約を最後に引退する考えを明かしました。すでに経済的な自由を手にしており、彫り師の仕事も趣味半分で続けていたため、愛犬と過ごす時間を削ってまで働きたくないとのこと。『人のために生きたくない』と語り、『多分ほぼ100パーやめる』と宣言しました」(芸能ライター)
YouTubeのコメント欄には、
《馬鹿が予約受け付けないって理解できず、いきなり店に押しかけるのでは?》
《予約した人のほとんどがドタキャンしたらそれはそれで面白い》
《そこまで予約殺到していたとは》
《売れすぎて閉業なのすごい》
といった声が寄せられている。
炎上をきっかけに予約が殺到し、最後は引退を決意。23年続いたしげち氏の彫り師人生は、あと2年で幕を閉じることになりそうだ。
