011_2 [E:note]まずは、ファースト コーンサート、大成功おめでとうございます。
コーン いやあ、一ヵ月前から、「どういうふうになるんだろう」というのと、「お客さんは来てくれるんだろうか」とか、いろいろな思いがあったんですけど、もうみんな「待ってたよう~」という、あったかい感じになってですねえ。会場ですごいいろいろあったんですけども、もうほんと、途中まで「どうなるんだろう」と思っていました。テーマが「ファミリー」だったんですね。もう、その名にふさわしい感じで、ほんとに出会った人、皆が私のファミリーだなあって感じさせてくれるようなライブに、皆さんにしてもらった感じでよかった。
[E:note]歌手になって長い道のり、そしてソロコンサートができたわけですね。
コーン はい。
[E:note]ほんとはこ012ういうふうにしたかったんだけど、できなかった。でも、逆にこういうふうにできた! みたいな自慢できるようなことはありますか。
コーン まだ最初で会場も小さいですし、ほんとにお客さんとの距離が目に届くような感じだったので、温かいものを…一番やりたかったファミリーというテーマがやりたかった。いまできる最大限のこ とができたんじゃないかなあと思うんです。これからはもっと、東京だけではなくて、もっと多くのファミリーと触れあっていきたい。だから、地方もどんどんやっていきたいなあと、そのときすごく思いました。
[E:note]今回のテーマはファミリーですが、コーンにとって、ファミリーはどういう意味を持っているのでしょうか。
コーン もう、ほんとに私に感情を与えてくれる人、毎日生きて、今日、起きて笑えるのも、泣けるのも全部一人じゃ無理なので。それによって、私にいっぱい感情をくれて包んでくれる人013は、皆がファミリーだと思う。
[E:note]今度、福島で行われる生涯教育イベント、第20回全国生涯学習フェスティバル(08年10月11日~15日)にて公開される映画『春色のスープ』のエンディングテーマに、コーンの曲『ありがとう』が選ばれましたが、どうでしょうか。感想というか、自分の曲が映画のテーマ曲になったというのは。
コーン もう、ただただ映画を見てもそうですし、びっくりしてしまって。なぜかといったら、余りに自分と重なる部分が多い映画で。この映画を見て歌を作ったといってもおかしくないぐらいにぴったりハマるものだったことに、まずびっくりした。あと、「ありがとう」という曲は十五歳のときに書いてあったものだったんですけど、余りに歌手の内容が現実的過ぎて、なかなかこれを出すというのではなかったんですね。出す014となると、もっといろいろな人がわかるように、もうちょっと歌詞を明るくしたりとか、そういうふうにしたらあり得るけど、こういう余りに現実的な歌詞というのは受け入れられる形ではなかったものだったので。自分でもそれは、「ああ、そうなんだな」と納得したまま。でも、両親に贈った大切な曲だからというので、ライブの最後に歌い続けてきたんですけど。それを、今回初めて監督さんに、「何も変えないで、これを使いたいね」と言っていただいたときに、もうびっくりしてしまって涙が出てしまったというか。もう、それはとっても嬉しいことなんで、「これで」という形でお願いしたんですけど。どこの家庭でも、絶対に反抗期もあるし、親が大好きでも親との争いとかもあると思うんで。いま反抗期真っ最中の人とかがあの映画を見たら、親が元気なうちに触れ合えたらいいなとか絶対に思うと思うので。ぜひ、そういう学生の人とかに見てほしいなあと思いました。

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